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第3回:周りの工夫で、輝く子どもに

早樫 一男 臨床心理士

発達障害

最近、新聞やテレビなどでよく取り上げられる「発達障害」。保護者や周囲の対応は……。

発達障害とは、「自閉症」「アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害」「学習障害(LD)」「注意欠陥多動性障害(ADHD)」等、脳機能の障害であって、通常低年齢において発現するものと考えられています。早期発見や早期支援への取り組みを始めている市町村もあります。また、都道府県でも、「発達障害者支援センター」を設置して、相談・助言・支援をし始めました。今年の四月からは「発達障害者支援法」が施行され、学校教育関係では「特別支援教育」の動きがあります。このような中で、「発達障害」という言葉を耳にする機会が増えてきたように思います。

ところで、「自閉症」「アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害」「学習障害」「注意欠陥多動性障害」については、それぞれ特徴があります。さらに、障害者一人ひとりには個性や違いがあります。専門家でも、正確な診断はなかなか難しいものです。ただ、共通するのは、対人関係やコミュニケーションが適度にとれないといったところでしょうか。ですから、学校や集団場面での不適応といった訴えや悩み、問題で相談が始まることが多いようです。

もしも、こうしたことで悩んでいる人がいるなら……。
「親のしつけが悪い」と、周囲の人は保護者を一方的に責めないようにしてください。保護者も必要以上に自分自身を責めたり、「何度言っても分からない子だ!」と、子どもにマイナスのレッテルのみを張らないようにしましょう。一見、短所に見える部分も時と場合によっては長所に変わります。周囲の人との関わりや環境などを工夫することによって、子どもは輝き始めます。子どもの日常生活をよく見て、その能力を見つけ、引き出す。そのような役割を親や周囲の大人は大切にしたいと思います。

いきいき通信2007年3月号掲載