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新チーム 同志社に快勝発進-天理大学ラグビー部-

天理大学ラグビー部は19日、親里ラグビー場で開催された「2019ラグビースプリングカーニバルIN奈良」に出場。「関西大学リーグ春季トーナメント準決勝」も兼ねる公式戦で、天理大は〝関西の雄〟同志社大学と対戦(写真)。43‐12で勝利し、7月14日の決勝へと駒を進めた。

昨年の「関西大学ラグビーAリーグ」で連覇を達成。「全国大学ラグビー選手権」の準決勝では〝絶対王者〟帝京大学の10連覇を阻んで決勝へ進出。惜しくも17‐22で敗れたものの、7年ぶり2回目の準優勝に輝いた。
今年の新チームは、岡山仙治キャプテン(4年)のもと、41人の新入部員を加え、総勢172人でスタートした。
小松節夫監督(56歳)は「全国大会で勝ち残った分、新チームのスタートが少し遅れ、セットプレーなどでまだまだ不安定な部分がある。一方、去年のレギュラー選手が多く残っているところは大きな強み」と話す。また、この試合前には「今年の同志社は好調で、リーグ優勝も狙える強豪チーム。相手の強いアタックに対し、どのくらい天理のディフェンスが通用するかを見極めたい」と話していた。

決勝戦を経験した現在のレギュラーメンバーは、リザーブ(控え)を含めて11人。うちFWは5人。
当日、約2千人のラグビーファンが詰めかけるなか、メーンゲームを前に天理教校学園高校マーチングバンド部によるオープニングショーが行われた。

午後2時、天理大ボールでキックオフ。前半3分、ゴール前ラックからパスを受けたSO松永拓朗選手(4年)がトライを決め、7‐0と先制。その直後にトライを許したが、天理大が相手ディフェンスラインを崩し、CTBシオサイア・フィフィタ選手(3年)が追加トライを決める。その後も天理大ペースで試合は進み、24‐5で前半を終える。
後半、天理大は27分に相手ゴール前でのスクラムを押し込んでトライ。さらに43分、49分と立て続けにBKが細かくつないで得点を重ね、43‐12で快勝した。

小松監督は「課題に挙げた相手チームの強いアタックへの防御対応は、モール1本とペナルティーからのトライ1本のみで、ボールを回されてのトライを許さなかったのは収穫だった。また、去年レギュラーでなかった選手も、決めるべきところでしっかりトライを取り、良い活躍を見せた。チーム状態はまだまだだが、大舞台を経験した選手がチームを引っ張り、経験の少ない選手も、これから多くの試合を経て成長していってほしい」と期待を寄せる。
岡山キャプテンは「細かいミスなどでペナルティーを重ね、自分たちでゲームの流れを壊してしまったところが反省点。メンバーの経験値の差はあるものの、それぞれが課題と向き合い、全員が同じ志をもって、悲願の日本一を目指したい」と語った。

天理時報2019年5月26日号 掲載