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天理大学「〝UNITYOF MINDS〟 MATCH」を開催-天理高・天理大ラグビー部-

〝兄弟校〟強豪に快勝

天理大学(永尾教昭学長)は23日、天理高校ラグビー場で「〝UNITYOF MINDS〟 MATCH」を開催。同イベントでは、天理高ラグビー部が京都成章高校と交流戦を、天理大ラグビー部が筑波大学(茨城)と定期戦を行い、〝兄弟校〟がそろって強豪に快勝した。
このイベントは、学校法人天理大学のシンボルマークが、今年4月に統一されたことを記念して行われたもの。また、このイベントを通じて、スポーツがもたらす感動を「する人」「観る人」「支える人」が共に分かち合うことを目的に掲げ、同大が文部科学省に採択された「私立大学研究ブランディング事業」の一環として実施した。
当日は市民ら500人以上が観戦するなか、まず、天理高が関西の強豪・京都成章高と対戦(写真上)。同校には、3月の「近畿高校ラグビー大会」準決勝で敗北している。
試合は、京都成章高ボールでキックオフ。前半7分に先制トライを奪われるも、19分に相手のキックボールを拾った本田飛翔選手(3年)が走りきってトライし、同点とする。26分にもトライを決めて逆転。19‐14とリードして前半を終えた。
勢いに乗る天理高は、後半も主導権を握り、立て続けにトライを挙げてノーサイド。56‐21と圧倒し、春の雪辱を果たした。
松隈孝照監督(47歳)は「試合には勝ったが、課題も多く見つかった。これを今後に生かし、プレー一つひとつの精度を上げていきたい」と話した。


一方、天理大は〝関東の雄〟筑波大と対戦した(写真下)。
前半5分、相手に先制点を許したものの、18分にゴール前の密集からトライを決めて同点に追いつくと、直後に松田信夫選手(4年)が右サイドから走り込んで14‐7と逆転。さらに、30分にはアシペリ・モアラ選手(3年)がゴール前スクラムから相手ディフェンス網を破ってトライ。21‐10とリードを広げて試合を折り返す。
後半5分、藤原忍選手(3年)がトライしてリードを広げると、21分にはペナルティーゴールで追加点。さらに、モアラ選手がダメ押しのトライを決めて、36‐22で快勝した。
小松節夫監督(56歳)は「市民の皆さんに、ラグビーの魅力を少しでも感じてもらえたのなら、ありがたい。内容では、ラインアウトで苦しんだ部分もあったので、関東の体格の大きな選手にどう対応するか、さらに修正していきたい」と語った。

天理時報2019年6月30日号 掲載