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〝天理サウンド〟響かせダブル金賞 -マーチングバンド全国大会-


テーマは「宇宙」「鬼ヶ島」教校学園高・愛町分の2団体

天理教校学園高校マーチングバンド部は昨年12月15日、さいたまスーパーアリーナで開催された第47回「マーチングバンド全国大会」の「高校の部」(大編成)に出場し、出場校最多となる通算32回目の金賞を獲得した。また「一般の部」に出場した愛町分教会吹奏楽団も金賞を受賞。両団体とも僅差でグランプリには届かなかったものの、伝統の〝天理サウンド〟で会場を沸かせた。

この大会は、地方予選を勝ち抜いた代表校が日本一を競うもの。2日間にわたって行われ、今年の高校の部には特別招待校を含む36校が出場した。
今年で41回連続出場となる同部。「部員全員で心を合わせ、一人でも多くの方に喜んでいただける演奏・演技」をモットーに、「こどもおぢばがえり」などの教内行事はもとより、全国各地のイベントで招待演奏を披露している。
同大会の「高校の部」(大編成)部門には、全国の強豪校がひしめく。5年ぶりのグランプリを狙い、これまで教職員が務めていた指揮者に、3年生部員を初めて起用するなどして、より一体感のある演奏を目指してきた。

156人で大舞台へ

156人の部員で挑んだショーのタイトルは「Dream    A Space Odyssey」。宇宙を舞台とする映画の主題歌など数曲で構成し、可能性を信じて大きな夢に向かっていく世界観を描いた。
S・キューブリック監督の名作『2001年宇宙の旅』の有名なオープニング曲をモチーフにしたステージの冒頭では、シンバルのパフォーマンスで、きらびやかさを表現。また、今大会に向けてユニホームを新調したカラーガードのメンバーは、大編成ならではの一糸乱れぬ演技で宇宙の壮大さを演出した。
曲の後半では、パーカッションのアンサンブルとブラスが大迫力のサウンドで観客を圧倒する。その一方、定評あるドリルでは、複雑な隊形をスピーディーに繰り出していく。
約8分間にわたって一手一つの演奏・演技を披露したメンバーたち。グランプリに輝いた埼玉栄中学・高等学校マーチングバンドには、わずか0・13点差で及ばなかったものの、出場校中最多となる通算32回目の金賞を受賞し、大いに会場を沸かせた。
キャプテンの永野一喜さん(3年)は「練習してきた自分たちの音楽を大舞台で出しきることができて、言い表せないほどの喜びを味わった。支えてくださった方々には感謝の気持ちでいっぱい。後輩たちには、感謝の思いを持ち、仲間を信じて、バイオレットインパルスの伝統を輝かせてほしい」と話した。
岩佐元明監督(53歳)は「練習で積み重ねてきたことを十二分に発揮できたと思う。音楽と動きがよく揃った、まさに天理の伝統である〟一手一つの演奏・演技〟を披露してくれた」とコメントした。


一方の愛町分教会吹奏楽団(関根清和ディレクター)は、同大会「一般の部」に出場。同じく金賞を受賞した。
同団は、2016年に開かれた国際大会「ウィンターガード・インターナショナル・チャンピオンシップ」で〝世界一〟に輝いた。国内はもとより、世界各地から招待演奏を依頼されるなか、教内行事には積極的に出演している。
今年のショータイトルは「鬼ヶ島  隠された真実」。童話「桃太郎」をモチーフに、悲しみと憎しみの炎が燃え盛る鬼ヶ島に向かった一人の若者が、世界の隠された真実を勇気と優しさで解き明かしていくという世界観を表現した。
関根ディレクター(76歳・同教会愛清布教所長・愛知県半田市)は「強豪団体がひしめく中で、素晴らしい成績を残してくれたことを誇りに思う。次代を担う若い人材も少しずつ育ってきており、次の大会を目指して、また皆で頑張っていきたい」と語った。

天理時報2020年1月12日号掲載