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伝統の寒稽古で心身鍛え-天理大学剣道部男女-

夜明け前の天理大学剣道場。静寂を破り、剣士たちの掛け声と竹刀を激しく打ち合わせる音が響く。
天理大剣道部の〝寒稽古〟は例年、寒さ厳しいこの時期に、早朝練習の時間を1時間半早め、10日間にわたって行われる。
これは、昭和56年から続く伝統行事で、休日にはOB・OGをはじめ、天理市内の小・中学生など約150人が参加する。
軽米克尊監督(34歳)は「寒い時期に早朝から鍛錬に励むことで、肉体と精神が共に鍛え上げられる。新チーム結成から間もない時期に仲間同士で切磋琢磨することは、部の結束力強化にもつながる」と話す。
午前6時、太鼓の音を合図に稽古開始。剣士たちはまず「切り返し」「打ち込み」などの基礎練習を1時間程度行った後、自由に技を掛け合う「地稽古」に臨む。約2時間の稽古を終え、空が白み始めるころには、道場に剣士たちの熱気が満ちていた(写真)。


同部女子は、過去には「関西女子学生剣道優勝大会」を14度制し、7連覇も経験したが、昨年は関西大会ベスト16、「全日本女子学生剣道優勝大会」2回戦敗退と、思うような結果を出せない年が続いている。
そんななか、昨年末に行われた「全日本学生剣道オープン大会」の「女子三段以上の部」で、日下明梨選手(2年)が3位に。同部女子として、第1回大会以来13年ぶりの入賞を果たした。
高い身長から繰り出す力強い面打ちが持ち味の日下選手は、「延長戦に入ってからも集中力を保ち、相手の隙を突くことができた。これからも積極的に攻める姿勢を大事にして、一つひとつの技を磨いていきたい」と語る。
さらに、和田栞奈副主将(3年)も同大会でベスト8入り。勢いに乗るチームは、9月の関西大会優勝、10月の全日本大会ベスト8入りを目標に掲げて練習に励んでいる。
東畑百香女子主将(同)は「選手が試合で最大限に力を発揮できるよう、主将として部を引っ張っていきたい」と話す。
一方の男子は、昨年、「関西学生剣道優勝大会」を勝ち上がり、「全日本学生剣道優勝大会」に出場。11月の関西新人大会で12年ぶりとなる3位入賞を果たすなど、若手に勢いがある。
小角達也男子主将(同)は「昨年の全日本大会は1回戦で終わってしまった。今年は『やる時はやる』をスローガンに部全体で協力し合い、ベスト8を目指したい」と言葉に力を込めた。

天理時報2020年1月26日号 掲載