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全国大会に3選手出場-教校学園高レスリング部-

天理教校学園高校レスリング部は先ごろ、和歌山県で行われた「JOC杯全国ジュニアレスリング選手権近畿予選会」に出場。3選手が優秀な成績を収め、4月25日から横浜市文化体育館で行われる同選手権への出場を決めた。
全員が高校からレスリングを始めた〝初心者〟ばかりの同部。
その中で小塚衛嗣選手(2年=写真中央)は、ジュニアの部(17歳~20歳対象)グレコローマン82キロ級で近畿予選を1位通過し、全国へ。
中学時代は柔道部に所属。寝技を得意とし、腕力やスタミナを武器とする。三谷豊人監督(38歳)は「階級からすると身長は高くなく、リーチもないが、相手に粘り強くプレッシャーをかけて戦えるのが強み」と話す。
小塚選手は「ジュニアの部には大学生も参加する。普段から天理大学の先輩方の胸を借りて練習しているので、その成果を出しきりたい」と意気込む。
一方で、橋本正輝選手(同=写真右)はカデットの部(15歳~17歳対象)フリースタイル71キロ級に出場。身長を生かしたリーチの長さが特長で、離れた距離から素早く懐に入る敏捷性も併せ持つ。予選では準優勝を収め、全国への切符を摑んだ。
「常に自分から前に出ることを意識し、積極的に戦いたい」と話す。
同60キロ級に出場するのは新井誠選手(1年=写真左)。予選では5位入賞した。
レスリングを始めてまだ半年足らずだが、「しつこいディフェンスができる。技術や経験が伴っていない分、まだまだ伸びしろがある」と三谷監督。
新井選手は「まずは1勝を目指し、自分らしく戦いたい」と。
三谷監督は「今回の予選では、それぞれに新たな課題が見つかった。全国の結果次第で国際大会にも出場できるので、本番までにさらなるレベルアップを図りたい」と語った。


なお、小塚選手は1月に開催された「全国高校レスリング選抜大会」近畿予選に出場して、3位入賞。3月27日から新潟市体育館で行われる全国大会への出場権を獲得した。

天理時報2020年2月23日号 掲載