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2年連続アベック優勝で全国へ-天理高校柔道部-

天理高校柔道部は、昨年11月に行われた「全国高校柔道選手権大会」県予選に出場。団体戦で2年連続となるアベック優勝を果たし、3月21日から前橋市の「ALSOKぐんまアリーナ」で行われる全国大会への出場権を得た。
42年連続の全国出場を決めた男子。「近年の部員は比較的細身が多く、スピードやスタミナに長けている」と齋藤涼監督(32歳)。一方、同大会は勝ち抜き戦で行われるため、「勝ち残れるような絶対的な重量級の選手がいない。相手校に重量級のポイントゲッターがいても、引き分けに持ち込む力が必要」と語る。
試合では、いかに早く相手を投げられる態勢に持ち込むかが勝負のカギとなるため、現在、組手を中心に強化を重ねている(写真)。
2月初旬には、全国大会の前哨戦となる「近畿高校柔道新人大会」に出場し、兵庫の強豪・育英高校を下して3位入賞。勢いに乗ってきた。
鈴木太陽主将(2年)は「個々に突出した力はないが、全員が力を合わせて日本一をつかみたい」と意気込む。


2年続けて全国に臨む女子。普段の練習では、打ち込みや投げ込みといった基本練習を反復して行い、立ち技を徹底的に磨く。技の威力や精度はもとより、体力面の強化も図っている。
金子宗徳監督(31歳)は「絶対的なエースがいないので、総合力で勝負する。相手にできるだけポイントを与えないよう粘り強く戦い、少しでもリードしていきたい」と語る。
県大会決勝では五條高校と対戦。先鋒戦を引き分けに持ち込み、中堅、大将戦と立て続けに「一本」を取って2‐0で勝利。全国出場を決めた。
また、近畿大会では10年ぶりに3位入賞した。
田中三喜主将(2年)は「先輩も後輩も関係なくチーム全体で盛り上げ、一戦ずつ粘り強く戦っていきたい」と言葉に熱を込めた。

なお、全国大会は3月21日に個人戦、22日に団体戦が行われる。
個人戦出場選手は次の通り(敬称略)。
男子
〇60キロ級=座波拓真(2年)
〇66キロ級=泉谷光人(1年)
〇73キロ級=柴田勘次郎
     (同)
〇無差別級=鈴木
女子
〇48キロ級=佐々木愛(2年)
〇63キロ級=福田彩乃(同)
〇70キロ級=田中

天理時報2020年3月1日号 掲載