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新態勢でトレーニング充実-天理大ソフトテニス部-

「KEEP HUNTING」を合言葉に、南半球最強リーグ「スーパーラグビー(SR)」で〝天理の若き狼〟が吠える。既報の通り、天理大学ラグビー部のシオサイア・フィフィタ選手(3年)は、SRの日本チーム「サンウルブズ」に選出。ラグビーワールドカップで活躍したトップクラスの選手たちも出場するなか、奮闘するフィフィタ選手の活躍を紹介する。(2020年3月11日記)

SR「サンウルブズ」で先発出場中

SRとは、南アフリカ共和国(SA)、ニュージーランド(NZ)、アルゼンチン(A)、オーストラリア(AR)の合併事業である「SANZAAR」によって運営されるラグビーの国際リーグ戦。現在は各国から参加する15チームが優勝を争っている。
フィフィタ選手は昨年11月26日、サンウルブズの2020年シーズンのメンバーに選出。現役の天理大生が選ばれたのは初めて。
トンガ出身。中学3年生のときトンガの名門校・トンガガレッジでラグビーを始めると、わずか2週間後の練習試合を視察していた日本航空石川高校のスカウトの目に留まり、すぐにラグビー留学が決定。〝花園〟を経験し、高校日本代表にも入った。天理大では1年時からレギュラーとして活躍。2年時にはジュニア・ジャパンのメンバーに選ばれている。
大学でのポジションは、二人いるセンター(CTB)の中でもコンタクトプレーが多く、スピードが重要視されるアウトサイドセンター。アタックの際には正面突破だけでなく、ボール争奪戦にも参加する一方、ディフェンスではスピードのある選手を相手に広い範囲を守る〝攻守の要〟だ。
身長187センチ、体重103キロと恵まれた体格ながら、50メートル6・2秒の快速。大学リーグでは相手校の厳しいマークを突破してトライを量産し、チームを牽引してきた。
同部の小松節夫監督(56歳)は「今年のSRは日本国内のトップリーグと開催時期が重なり、大学生にもチャンスが訪れた。彼の将来的な活躍を見越しての選出だと考えられるので、大変うれしく思う。SRは世界的なトップ選手も多く出場するため、すぐに通用するとは思わないが、アタック面では遜色ない実力がある。ディフェンスや細かいスキルなどの課題を克服しながら、世界に挑んでもらいたい」と期待を語る。
フィジカルとスピード
2月1日のSR開幕戦では、慣れないウイング(WTB)で出場しながらも、チーム初となる開幕戦白星に大きく貢献した。
さらに、22日に行われたレッズ(AR)戦ではSR初トライを決めた。続く29日の第4戦は、ニュージーランドのネイピア市で行われ、昨シーズンベスト4の強豪ハリケーンズ(NZ)との対戦となった。
10‐57と47点ビハインドで迎えた後半26分、相手のペナルティーによりマイボールスクラムを獲得する。スクラムから出たボールをフィフィタ選手が受け取ると、二人の相手選手をハンドオフで突破し、さらに正面からのタックルをものともせず前進。持ち前のフィジカルとスピードで南半球の大地に楕円球を叩きつけ、追加点を挙げた。
結果、試合は15‐62で敗れたものの、「実力はSRでも十分、それ以上に通用する」などと各種メディアで報じられ、その実力を証明した。
現在、3月6日までの全5試合で先発フル出場と、活躍を続けるフィフィタ選手は「テレビで観戦し、ずっと憧れていたSR出場は夢だった。スピード、スキル、フィジカルなど、すべての面で大学とは桁違いだが、一対一ならトップ選手に負けない自信がある。今後の試合もすべて出場し、しっかりとハードワークして世界に存在感を見せつけたい。そして、ここで経験したことを大学へ持ち帰り、次こそ悲願の日本一をつかむ」と話している。


なお、同部の谷口祐一郎選手(3年)とアシペリ・モアラ選手(2年)も先ごろ、サンウルブズのトレーニングスコッド(練習生)に選ばれた

天理時報2020年3月15日号 掲載