1部リーグでインカレ出場へ-天理大ソフトボール部-
天理大学ソフトボール部は現在、5月の「春季関西学生ソフトボールリーグ戦」、さらに「全日本大学女子選手権大会(インカレ)」を目指して練習に励んでいる(写真)。
同部は平成14年に同好会として発足。16年に部に昇格し、20年に初めて1部リーグ昇格を果たした。春季の1部リーグで10チーム中7位以上の成績を残すことで進めるインカレに、過去2度出場している。
昨年の春季は2部リーグを3位で終え、「西日本大学女子ソフトボール選手権大会」ではベスト8入り。さらに、9月に行われた「秋季関西学生ソフトボールリーグ戦」では2部リーグ2位となり、3年ぶりの1部昇格を果たした。
秋季リーグ終了直後、浪口菜歩キャプテン(4年)を中心に新チームが発足。普段から積極的にコミュニケーションを取ることを意識しながら、「インカレで勝つチーム」を目標に掲げた。
選手同士が話し合って練習メニューを決めるなど、伝統的に自主性を重んじている同部。新チームでは、良いプレーを褒め、改善すべきところはしっかり指摘するといった〝流さない〟意識を、チーム全体で徹底している。
昨年の主力が多く残るチームには、長打力のある選手がそろう。
その中で春季リーグに向けては、特に得点力を課題として、甘い球を逃さず確実に打てるよう連日、打撃練習に力を入れている。
原田孝勇監督(37歳)は「近年の関西リーグは強豪の園田学園女子大学以外は1部、2部ともに実力が拮抗している。練習でも一つひとつのプレーを大切にして、春季リーグに向けて着実に力をつけていってほしい」と語る。
浪口キャプテンは「〝インカレで勝つチーム〟を目指し、全員で地道に練習を重ねて自信をつけてきた。リーグ戦が始まったら、試合でしっかりと持てる力を発揮していきたい」と話した。
「春季関西学生ソフトボールリーグ戦」は5月9日に開幕する予定。
(3月29日記)
天理時報2020年4月5日号 掲載