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悲願の日本一へ 再始動-天理大ラグビー部-

 天理大学ラグビー部は6月11日、約2カ月半ぶりにチーム練習を再開した(写真)。
 昨年の「関西大学ラグビーAリーグ」で全勝優勝を果たし、創部初の4連覇を達成した同部。その後の大学選手権では、優勝した早稲田大学に惜しくも敗れ、ベスト4となった。
 4月に入り、チームは松岡大和主将(4年)のもと43人の新入部員を迎え、総勢171人の大所帯でスタート。ところが、新型コロナウイルスの影響によって部活動の自粛を余儀なくされ、毎年行われている「関西大学リーグ春季トーナメント」も中止となった。
 自粛期間中は、各自がトレーナーから渡されたメニューに則り、ウエートトレーニングやランニングを実施。基礎体力の維持に努めてきた。
 小松節夫監督(57歳)は「練習できない期間が長く続いたものの、昨年のレギュラーの大半がチームに残っており、ベースが整っている分、心強い。まだまだ苦しい状況が続きそうだが、何が起きても対応できるように調整していきたい」と話す。
 練習は、各種消毒を徹底し、ボトルの共有を廃止するなど、感染防止対策を十分に行ったうえで再開。また、日本ラグビーフットボール協会から出されている「ラグビートレーニング再開のガイドライン」に基づき、コンタクトプレーは避けている。タックルの代わりにタッチで止めるなどして、主にフィットネスを鍛えるトレーニングを行っている。
 チームを牽引するのは、1年時からコンビでレギュラーを張るハーフ団(スクラムハーフとスタンドオフ)の藤原忍選手(4年)と松永拓朗選手(同)。また、同じく1年時からレギュラーで、今年3月までスーパーラグビー「サンウルブズ」のメンバーとして活躍したシオサイア・フィフィタ選手(同)も、副主将としてチームの士気を高めている。


 先ごろ、秋の関西大学リーグが実施の方向で検討されていることが、メディアで発表された。同部は関西5連覇、その先にある悲願の日本一に向けて、いま練習に余念がない。
 松岡主将は「いまはラグビーができることが、とにかくありがたい。まだ大学選手権が開催されるかどうか分からないが、皆で力を合わせ、日本一に見合う努力を積み重ねたい」と語った。

天理時報2020年7月5日号 掲載