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完封連勝 〝大学頂点〟へ好発進-天理大学ラグビー部-

完封連勝 〝大学頂点〟へ好発進-天理大ラグビー部-

「ムロオ関西大学ラグビーAリーグ」が7日に開幕し、天理大学ラグビー部は同日、天理親里競技場で摂南大学と対戦。64‐0の大差をつけ完封で勝利し、創部初のリーグ5連覇、さらにその先の日本一へ向けて好スタートを切った。

 昨年、関西リーグ4連覇を達成した同部。続く大学選手権の準決勝で早稲田大学に惜敗、ベスト4に留まった。
 再び「日本一」を目指して始動した新チーム。8月に新型コロナウイルスの集団感染に見舞われて、一時は活動を休止したものの、9月10日に練習を再開。以後、「オフのときでも天理市内から出ない」などの申し合わせを徹底している。

 今年度の関西リーグは、まず4チームずつの小リーグごとに対戦したうえで、各リーグの同順位同士が対決し、最終順位を決める方式。同部は10月11日から行われた、前哨戦となる交流試合で3戦全勝と勢いをつけ、7日の摂南大学とのリーグ初戦に臨んだ。

 試合は天理大ボールでキックオフ。前半2分、敵陣22メートルライン付近から松永拓朗選手(4年)が相手ディフェンスの裏にキックし、拾い上げたシオサイア・フィフィタ副主将(同)が、そのまま走り込んでトライ。ゴールも決まり、7‐0と先制する。

 その後、9分にラインアウトからモールでトライ。35分にはゴール前ラックから展開し、すばやくパスをつないでトライ。FWとBKが一体となって多彩な攻撃を仕掛け、19‐0で前半を折り返す。

 勢いに乗った天理大は後半、スクラムの安定感や走力、展開力などの強みを発揮して、トライを量産。結果、64‐0で完勝し、リーグ5連覇、その先の大学頂点に向けて好発進した(写真)。

 小松節夫監督(57歳)は「まずは、さまざまな方のおかげで、この場に立てたことに感謝申し上げたい。試合内容はミスもあったが、無失点に抑えられたのは一つの成果だと思う。目標は変わらず日本一。まだまだ課題も多いが、少しずつ経験を重ねて、この先の試合も頑張っていきたい」と語った。

 この試合、けがの療養のため欠場した松岡大和主将(4年)に代わってゲームキャプテンを務めたフィフィタ副主将は、「大学や地域など、サポートしてくれた多くの方への感謝の気持ちを胸に試合に臨んだ。試合中、自分たちのラグビーができない時間帯もあったが、チームで声をかけ合い、後半には修正できた」と話した。

 15日、同部は近畿大学との第2節に臨み、50‐0で勝利。完封で2連勝を飾った。
 また、同部の活動再開の様子は、11月中旬、NHKの地域情報番組「ならナビ」と「ニュースほっと関西」、そして全国放送の「おはよう日本」でも、それぞれ紹介された。
 番組内で松岡主将は、「つらい日々を、応援してくださる方々のおかげで頑張ることができた。感謝の気持ちだけでは足りないので、〝日本一〟という形で恩返しをしたい」などと話していた。

3x3全国大会出場決める-天理高校バスケットボール部-

 天理高校バスケットボール部女子は、先日行われた第7回「3x3(スリー・エックス・スリー)U‐18 日本選手権中日本エリア大会」で初の総合1位となり、全国大会出場を決めた。
 3x3とは、ストリートバスケなどで普及している3人制バスケットボール競技。スリー・バイ・スリーとも呼ばれ、試合は1チーム3人(交代含め4人)、コートは通常のバスケットコートの半分で行われる。2021年開催予定の東京オリンピックでは、正式種目として採用されている。

 同部は昨年から競技に参加。同校3類(スポーツ・文化コース)の1・2年生でチームを組み、特別講義の時間に練習してきた。

 9月の県予選で優勝して、北信越、東海、近畿地方による中日本エリア大会へ。三つのグループに分かれてリーグ戦が行われるなか、同部は2勝0敗でリーグ優勝し、全国大会出場を決めた。

 なお、同部男子も5位入賞し、全国大会へ出場する。

 全国大会は、28、29の両日、東京都の国立代々木競技場第二体育館で行われる。

天理時報2020年11月22日号 掲載