創部初 関西リーグ5連覇達成-天理大学ラグビー部-
天理大学ラグビー部は11月29日、京都市の宝が池球技場で「ムロオ関西大学ラグビーAリーグ」の優勝決定戦に臨み、同志社大学を相手に54‐21と圧倒。創部初のリーグ5連覇(通算12回目の優勝)を達成し、11月21日からの第57回「全国大学ラグビーフットボール選手権大会」への出場を決めた(写真)。
既報の通り、同部は初戦の摂南大学戦を64‐0、続く近畿大学戦を50‐0と、鉄壁のディフェンスで完封勝利。第3節、関西学院大学戦では前半、14‐17とリードを許したものの、後半は戦い方を修正して実力を発揮、43‐17で勝利した。
全勝で迎えた優勝決定戦の相手は、同じく全勝の伝統校・同志社大となった。
前半10分、マナセ・ハビリ選手(1年)が先制トライを挙げると、その後もFWを軸に相手に圧力をかけ、前半だけで4トライ。守備面では、自陣深くまで攻め込まれる場面があったものの、同志社大自慢のBK陣を封じる粘り強いディフェンスを見せ、26‐0で折り返す。
後半も主導権を握った天理大は猛攻を続け、リードを保ったままノーサイド。結果、54‐21の快勝で創部初の関西リーグ5連覇を達成するとともに、関西1位として大学選手権への出場を決めた。
なお、同リーグの5連覇は、1984年までの同志社大の9連覇以来となる。
小松節夫監督(57歳)は「リーグ戦が開催されたことも、その中で優勝できたことも、多くの方々の応援のおかげだと思っている。全国では、関西の優勝チームとして恥ずかしくない試合をして、日本一を目指したい」と語った。
松岡大和主将(4年)は「アタック、ディフェンスともに自分たちから体を当てていこうと、メンバーと意識を共有して試合に臨んだ。チームとして課題もたくさんあるが、選手権までの期間にしっかりと準備し、日本一という結果で、支えてくださった方たちへ恩返しをしたい」と話した。
第57回「全国大学ラグビーフットボール選手権大会」の天理大の初戦は12月19日、東大阪市の花園ラグビー場で行われる準々決勝で、流通経済大学と筑波大学の勝者と対戦する。(9日記)
3年ぶり5回目近畿大会制覇-天理高軟式野球部-
天理高校軟式野球部は11月15日、奈良県橿原市の佐藤薬品スタジアムで行われた「秋季近畿地区高校軟式野球大会」の決勝で東山高校(京都1位)と対戦し、3‐2で勝利した。
9月に行われた県予選決勝では、昨年敗れた奈良学園高校に1‐0で勝ち、近畿大会への進出を決めた。
近畿大会では、初戦の関西大学第一高校(大阪2位)を4‐0、準決勝の比叡山高校(滋賀1位)を5‐4で下し、決勝へ。
決勝では、一回裏に3点を先取すると、その後はピンチを抑えて逆転を許さず、3‐2で勝利。3年ぶり5回目の秋季大会優勝に輝いた。
近畿決勝も一歩及ばず-天理高ラグビー部-
天理高校ラグビー部は11月23日、東大阪市の花園ラグビー場で行われた第100回「全国高校ラグビーフットボール大会」の近畿ブロック大会決勝戦で報徳学園高校(兵庫)と対戦。互いに一歩も譲らぬ展開のなか、7‐15で敗れ、全国大会進出はならなかった。
天理時報2020年12月13日号 掲載