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1部昇格へ 〝勝負の冬〟

天理大サッカー部

 天理大学サッカー部は現在、17年ぶりの「1部昇格」を目指し、「徹底して、本気で、真剣にプレー」をテーマに掲げて日々練習に励んでいる。
 かつては関西1部リーグで優勝した実績があるものの、近年は2部Aリーグでの戦いが続いている。
「個の能力は他校に劣るところはあっても、『全員守備』を意識し、どんなときも仲間がカバーできるチームづくりに取り組んでいる」と筑紫智行監督(48歳)は話す。
 昨年のリーグ戦は、11勝5敗2分で全10チーム中4位。自動的に1部昇格となるリーグ2位の甲南大学(兵庫)との勝点差は、わずか2ポイント。リーグ戦後に行われた大阪学院大学(1部リーグ9位)との入れ替え戦では、惜しくも逆転負けを喫したが、1部昇格に目前まで迫った。
 また、リーグ戦を通じて粘り強い守備からのカウンター攻撃でゴールネットを揺らすシーンが多く見られ、11得点を挙げたFWの黒木駿志選手(3年)がリーグ得点王に輝いた。
 また、反則の少なさなどが評価され、同部にフェアプレー賞が贈られた。
「2部リーグは、どの大学も力が拮抗していて差はほとんどない。その中で昨シーズンは、粘り強い守備が光り、前年と比べて失点が減った。攻撃でも、FWがきっちり点を取ってくれた。各選手が役割を果たしてくれた結果だと思う」と筑紫監督は評する。
 リーグ戦終了後、新チームが始動し、黒木選手がキャプテンに就いた。
 チームは20日、Jリーグへの参入を目指す強豪「奈良クラブ」(JFL)とのトレーニングマッチに臨んだ(写真)。「攻守における連携プレーや運動量で、相手との力の差を感じた。試合には敗れたが、組織的な守備やシュートまでの一連の攻撃に関しては、通用した部分もあり、手応えを感じている」と黒木キャプテンは話す。
 春先のリーグ開幕まで2カ月半。今後は個々のスキルアップを中心に、フィジカル強化や実戦形式の練習に努めていく。2月末には、走り込み中心の2部練習でさらなるスタミナ強化を図る「ランニング・フィジカルキャンプ」を、開幕直前の3月には5日間の四国遠征を行い、FC今治(JFL)などと連戦する中で実戦感覚を養っていく意向だ。
 黒木キャプテンは「成長したチームで春を迎えるためにも、この時期は〝勝負の冬〟になる。どんな厳しい練習もひたむきに乗り越え、今年こそ1部昇格を目指したい」と力強く語った。

天理時報2018年1月28日号掲載




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