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全国大会出場!
天理教校学園高校レスリング部 5選手



  天理教校学園高校レスリング部は昨年末、和歌山県那智勝浦文化体育館で開催された「JOC杯ジュニアオリンピックカップ全日本ジュニア選手権」近畿予選会に出場。5選手が優秀な成績を収め、全国大会への出場権を獲得した。
 カデットの部(15歳~17歳対象)110キロ級に出場するのは、大石希選手(2年=写真右から2人目)。同階級では比較的小柄なため、低い姿勢から攻めて相手の体勢を崩す練習を続けてきた。
 予選会では「相手選手とのファーストコンタクトの際に、押し負けることが多かった」と振り返る。「体重を増やして押し負けない体づくりに努めるのはもちろんだが、押し込まれても投げ技で切り返せるよう練習し、決勝戦まで勝ち進みたい」と語る。
 同48キロ級には、吉本篤史選手(1年=同右端)と、塩尻陽和選手(同=同左端)が出場する。
 中学時代のバスケットボールの経験を生かした、細かい足さばきを得意とする吉本選手。三谷豊人監督(36歳)は「タックルに入ったり組み手を崩したりする際の勘がいい」と評する。
 予選会では、初優勝を果たして全国大会出場を決めた。「まずは全国で1勝」と目標を掲げる。
 一方、予選会3位で全国へ出場する塩尻選手。部活動終了後、自主的に筋力トレーニングを続けており、「パワーでは負けない」と胸を張る。
 大会に向けて「全国レベルのスピードに付いていけるよう、さらに技術を磨き、自分の力がどれだけ通用するのか試したい」と意気込む。
 同45キロ級には吉岡亮太選手(同=同左から2人目)が出場する。スピードを生かしたトリッキーな動きと、「片足」「すかし」などのタックルが武器。大会に向けて、タックルの精度の向上を目指している。「全国の強豪が集まる舞台で競り勝てるように頑張りたい」
 森田瑞生選手(2年=同中央)は、ジュニアの部(17歳~20歳対象)グレコローマンスタイル77キロ級に出場する。
 中学では柔道部に所属し、投げ技を得意としていた。一昨年冬、右膝の「後十字靭帯断裂」などのけがに見舞われるも、1年間リハビリを続け、ウエートトレーニングで主に上半身の強化に取り組んできた。
「ほかの選手よりも技術的な面で未熟だが、まずは全国での1勝を目標に戦いたい」と。
 三谷監督は「この冬は、基礎トレーニングでしっかりと体力をつけ、それぞれが課題の克服に向けてレベルアップできるように促していく」と話している。


「JOC杯ジュニアオリンピックカップ全日本ジュニア選手権」は4月14日から、横浜市横浜文化体育館で開催される。

天理時報2018年2月4日号掲載


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