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クローズアップひと
世界で9人 国際審判員教育員に

小池邦徳レスリング国際審判1S級


 
「審判は正確に裁くのが当たり前。公正に、選手が安心してプレーできるよう心がけている」
 天理教校学園高校レスリング部部長を務める傍ら、11年前から国際審判員として世界各地で試合を裁いている。
 レスリングの審判員には、国内審判C級、B級、A級、国際審判3級、2級、1級、1S級の7つのカテゴリーがある。規定の大会におけるジャッジを、日本レスリング協会、または世界レスリング連合の審査委員が評価し、カテゴリーに分ける。
 26歳のとき、同校レスリング部創設者でコロンビアナショナルチームの監督も務めた岡田法夫氏(島ケ原大教会島ケ原ハワイ布教所長)に勧められ、国際審判3級を取得。3年後、「オリンピックカテゴリー(現在の1S級)」に日本人最年少で合格した。
 しかし翌年、1級に降格。その後、国際大会でのジャッジが評価され、昨年1月に再び1S級へ昇格した。
 昨年夏、パリで開催された「世界選手権」に初参加。大会1日目の男子グレコローマン85キロ級での決勝の審判に大抜擢された。
「誰が、どの試合を裁くかは試合直前に決まるので、とても驚いた。それでも、国際審判員としての10年の経験と、多くの方々の指導のおかげで落ち着いてマットに上がれた」
 昨年11月、世界レスリング連合が国際審判員を指導する「エデュケーター(国際審判員教育員)」を新設。連合の審査委員が世界で9人を選出し、小池さんは日本人でただ一人、選ばれた。
 今年6月の「モンゴル・オープン」を前に、審判員を指導する「クリニック」を初めて実施する予定だ。「レスリングの本場はヨーロッパで、アジア圏は1S級の審判員も少ない。私がこの役職に選ばれた意味をよく理解し、日本はもとより、アジア全体のレベルアップを目指したい」と話す。
 現在、同校「あらき寮」塾長も務める小池さん。「寮や学校の理解を頂いて、審判員を務めさせてもらっている。このご恩に応えるためにも、『日本を代表するレスリングの審判員がお道の人なんだ』と胸を張ってもらえるよう、活動を続けていきたい」と語る。

天理時報2018年2月4日号掲載


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小池邦徳(くにのり)さん
昭和55年、北海道北広島市生まれ。天理教校親里高校(当時)卒業後、天理大学へ。その後、同校レスリング部コーチ就任。平成22年から同部部長。27年からは天理大レスリング部監督も務める。喜多報恩分教会ようぼく




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