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新成人の晴れ舞台で日本一

天理大サッカー部

天理大弓道部 磯江ほのか選手

 天理大学弓道部の磯江ほのか選手(2年=写真)は1月14日、京都市東山区の蓮華王院本堂(通称・三十三間堂)で開催された第68回「三十三間堂大的全国大会」で優勝した。
 鳥取県生まれ。中学時代までは陸上競技に打ち込んでいた磯江さん。県内の倉吉西高校に入学後、「何か新しいことを始めたかった」と、全国屈指の強さを誇る同校弓道部の門を叩いた。
 その後、めきめきと頭角を現し、高校2年時のインターハイ団体と3年時の国体(団体)では、主力メンバーとして活躍。チームは全国優勝を果たした。
 天理大へ進学後も、1年時から「全日本学生弓道選手権大会」女子団体戦のメンバーとして出場し、創部初の優勝に貢献するなど好成績を残した。
 この大会は、堂の軒下約120メートルの距離を、武士が24時間の間に射通した矢の数を競った江戸時代の「通し矢」が起源とされる。
 現在は、60メートル先の直径1メートルの的を射抜く「遠的大会」として実施されており、晴れ着姿の約2千人の新成人らが弓を引く光景は、京都の冬の風物詩となっている。
 大会前日には、同大馬術部の馬場を借り、試合会場を想定しての練習を行った。
 この日、最低気温が氷点下0.1度まで冷え込むなか、磯江選手は定員の1千人が出場した「新成人女子の部」にエントリー。予選では、直径1メートルの的に2本の持ち矢を射抜くことが決勝進出の条件となる。
「振り袖と袴を着けて矢を射るのは初めて。一生に一度の大会なので、とにかく楽しもうと思った」と磯江さん。緊張した素振りを見せることなく、見事に2本とも命中させて決勝へ。
 決勝では、直径79センチと小さくなった的を外した時点で脱落が決まる「射詰め」と呼ばれるサドンデス方式で競われる。勝ち上がった9人のうち、1本目を終えた段階で射場に残ったのは磯江さんともう一人。
 お互いに集中力を極限まで高めた、手に汗握る〝頂上決戦〟。相手選手は惜しくも2本目を外した。いよいよ磯江さんの番となり、大勢の観衆の注目が集まるなか、凜とした佇まいから放たれた矢は、美しい弧を描いて的に命中。日本一に輝いた磯江さんには、景品として弓矢が贈呈された。
「昨年は調子が悪い時期が続き、試合でも良い結果を残すことができなかったけれど、今年度最後の大会で優勝できて本当に良かった」と笑顔を見せた。
 リーグ戦を終えた後、同部女子の新キャプテンに選ばれた磯江さん。
「今後は自らの課題を克服していくとともに、ほかの部員の指導にも努めていきたい。そして、春の二つの大会では仲間と一致団結し、個人・団体ともに上位入賞を狙いたい」と語った。

天理時報2018年2月11日号掲載





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