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チーム一丸 リーグ優勝めざす

天理大ソフトテニス部

 天理大学ソフトテニス部は、5月上旬に開幕する「関西学生リーグ」春季リーグに向け、練習に力を入れている(写真)。
 一昨年の「西日本学生ソフトテニス大会」で優勝し、昨年の「全日本大学選手権(インカレ)」では16年ぶりに3位入賞を果たした女子。
 その後、新チームが始動して初の公式戦となった秋季リーグでは、あと一歩のところで優勝を逃し、準優勝となった。
 現在、15人が所属している。女子リーグ戦は、ダブルス2試合とシングルス1試合の団体戦で競われることから、チーム内のレギュラー争いは激しい。練習では、基本を繰り返すとともに、サーブ成功率80%などの目標をチームとして定め、打ち方に工夫を加えるなど、一つひとつのプレーの見直しを図ってきた。
 また、3年前からは天理大OBでスポーツトレーナーの川上晃司氏の指導のもと、体幹や筋力の強化にも努めている。
 味波政一監督(68歳)は「強豪校がひしめく1部リーグゆえに、今年も厳しい戦いが予想される。選手たちには、挑戦者の気持ちで本番に臨んでほしい」と話す。
 川端理沙キャプテン(3年)は「これから実戦形式の練習を増やしてチーム力を高めていく。最後まで諦めず、粘り強いプレーで、3年ぶりのリーグ優勝を狙う」と意気込んでいる。


 

春秋合わせて40回近いリーグ優勝、11回の「全日本大学王座決定戦」優勝を誇る男子。
 しかし、平成16年の王座決定戦制覇を最後に、全国大会の出場切符を懸けたリーグ戦を突破できずにいた。
 さらに、昨春のリーグ戦では最下位に沈み、関西大学(大阪)との入れ替え戦にも敗れた結果、52年ぶりに2部降格。
「十分に準備して挑んだつもりだったが、選手たちの本来の力を発揮させられなかった。個々の選手のレベルアップが必要だと感じた」と大瀬裕規監督(68歳)は話す。
 以後の練習では、それぞれの選手が自らの課題の克服を目指し、お互いにプレーを見る中で気づいた点は、どんなことでも言い合えるチームづくりを目指してきた。
 今月下旬には、松山市で毎年恒例の春合宿を実施。そこで、リーグ戦に向けた戦術の調整を行う予定だ。
 高津健介キャプテン(同)は「テニスの試合では、メンタルがプレーに及ぼす影響がとても大きい。練習量や技術ではどのチームにも負けていない自負心があるので、自分たちのプレーをして1部に昇格する」と力強く語った。


 なお、関西学生春季リーグは5月3、4の両日、大阪市のマリンテニスパーク北村で開かれる。

天理時報2018年3月4日号掲載