5年ぶり1部リーグに挑む-天理大学バレーボール部-

天理大学バレーボール部
天理大学バレーボール部女子は、昨年の「関西大学女子2部秋季リーグ」で7戦全勝し、5年ぶりの1部リーグ復帰を果たした。現在、4月に開幕する春季リーグに向けて、練習に励んでいる。
5年前、1部昇格を果たしたが、直後に降格。一昨年秋、昨年春と、リーグを2位で終え、入れ替え戦に臨んだものの、惜しくも昇格はならなかった。
昨年は4年生に高身長の選手が多かったことから、秋のリーグ戦では高いブロック率を誇った同部。今年のチームも平均身長は高くないものの、強固なブロックは健在。ブロックとレシーブの連携を密にした〝トータル・ディフェンス〟に磨きをかけている。
攻撃面では、アタックを打つ際の助走の入り方などを工夫して、単調な攻撃にならないことを意識。サーブ・レシーブなどの基本を徹底し、粘り強くボールをつなげられるよう、技術の向上に努めてきた。
さらに、2月からコンビネーションの種類を増やして攻撃のバリエーションを豊富にした。現在、練習試合を重ねて、チーム力を高めている。
チームを引っ張るのは松原南キャプテン(3年)。1年春からレギュラーとしてコートに立ち、ここ一番の決定力の高さが光る。また、昨年秋に新人賞を獲得した身長173セcmの小野山博子選手(1年)はブロックを得意とし、攻撃・守備の両面での活躍に期待がかかる。
春季リーグは4月7日に開幕する。
梅﨑さゆり監督(35歳)は「最低でも1部残留、そして、上位進出を目指して4年生を中心に頑張りたい」と話す。
松原キャプテンは「これまで経験したことがない、1部リーグの雰囲気にのまれないよう、自分たちのバレーを貫き、楽しくプレーしたい。一つでも多く勝って、より良い成績を残せれば」と抱負を語る。
天理時報2018年3月11日号掲載