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ソメイの原種 たくましく
-親里さくら季vol.2-


 3月中旬、東筋周辺で1本のサクラが見ごろを迎えた。
 このサクラの品種は、エドヒガンザクラ(江戸彼岸桜)。営繕部造園課顧問の長谷川佳孝さん(71歳)によると、サクラの原種は約10種類とされ、なかでもヤマザクラ(山桜)、オオシマザクラ(大島桜)、エドヒガンザクラの3つが代表的な原種だという。
 全国各地の多くのサクラが、これらの遺伝子を受け継いでおり、そのうち約8割を占めるソメイヨシノ(染井吉野)は、エドヒガン群に属する園芸品種だ。
 このサクラは約15年前、永関晴男・北巨摩分教会前会長(68歳・山梨県北杜市)がお供えしたもの。春になると教会前の沿道を華やかに彩り、道行く人に喜ばれてきた。そんななか、永関前会長が「おぢば帰りする人たちにも楽しんでもらいたい」と株分けしたという。
 エドヒガンザクラの花は、一重で小輪、薄紅色で可憐な印象を与えるが、生命力あふれる長寿のサクラとして知られ、最長で樹齢2千年を超えるという。
 親里のエドヒガンザクラはまだ若く、今後ますますたくましく育っていく。これから長生きをする中で、親里の風景に欠かせないサクラとして、代を重ねた帰参者を迎えることだろう。

天理時報2018年3月25日号掲載

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