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女性アスリートの要注意ポイント

松本 範子東北女子大学家政学部健康栄養学科教授


 皆さん、朝食は食べていますか? 平成28年度の国民健康・栄養調査によると、20代の朝食欠食率は男性37.4%、女性23.1%で、若者ほど高い数値が出ています。部活動を頑張る学生のなかにも「忙しい、眠い」と言って食べない人も多いのではないでしょうか。今回は、そんな皆さんと一緒に、朝食の重要性について考えます。
 はじめに、朝食には体温の上昇、脳の栄養補給、排便のリズムを整える、の3つの役割があります。それぞれタンパク質、糖質、ビタミン・ミネラルを含む食材を使うことがポイントです。
 最も重要な「脳の栄養補給」ができるのは、糖質だけ。ですから、朝は糖質を含む米やパンなどの主食をしっかり食べて、脳を活性化させましょう。これはスポーツだけでなく、勉強にも影響を与えるので学生は要注意。
 さらに、夕食から朝食までの長時間の空腹は体を「飢餓」状態にします。もし朝食を取らないと、栄養不足になった体は脳の栄養を補充しようと、筋タンパク質を分解して糖質に変換し始めます。これでは体づくりに必要な筋タンパク質が減少してしまうので、体を大きくしたいスポーツ選手の〝朝食抜き〟は絶対に避けましょう。
 ご飯にもう一品加えるなら、タンパク質とビタミンをバランス良く摂れる「ほうれん草とベーコンの巣ごもり卵」がオススメ。3つの役割を活性化させて、良い1日をスタートさせましょう。

天理時報


【松本範子】東北女子大学家政学部健康栄養学科教授。公認スポーツ栄養士。正しい食生活の指導を通して、アスリートの栄養サポートをしている



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