全国オープン大会で優勝
-天理大ソフトテニス部男子-

天理大学ソフトテニス部男子
天理大学ソフトテニス部は3月中旬、松山市で行われた第68回「小村旗全国ソフトテニス大会」に出場。学生や社会人などさまざまな選手がエントリーするなか、同部男子の野島翔選手(3年=写真左)・川口諒馬選手(1年=同右)ペアが、個人戦優勝を果たした。
後衛の野島選手は、小学生のころテニスを始めた。高校ではインターハイに3年連続出場。大学進学後もインターカレッジに出場している。大瀬裕規監督(68歳)は「入部当時は荒々しい攻撃的なプレーが持ち味だったが、最近はビハインドの場面でも、余裕をもって逆襲のタイミングを見極められるようになるなど、精神的な成長を見せている」と話す。
一方、前衛の川口選手もインターハイ出場経験者だ。中学校でテニスを始め、相手選手の打球のコースを予測して的確に打ち返すことを得意としている。二人がペアを組むのは昨年11月の「大阪学生ソフトテニス優勝大会」以来2度目。「前衛が攻めの姿勢を意識して相手の後衛の隙をつくり、後衛が相手陣地の深い場所へボールを返そう」と作戦を立て、大会に臨んだ。
同大会男子個人の部には、各地の大学生や社会人選手など148ペアがエントリー。試合は4ゲーム先取の方式で行われた。2回戦から出場した野島・川口ペアは、初戦を4‐0、3回戦を4‐1と順調にトーナメントを勝ち上がっていく。4回戦では、昨年の同大会優勝者で、国民体育大会への出場経験もある実業団ペアと対戦した。 序盤、野島・川口ペアが2ゲームを先取してリードを奪ったものの、その後、追いつかれて2‐2に。両ペアともミスが少なく、長いラリーが続くなか、積極的に攻撃を仕掛けた野島・川口ペアが試合の主導権を握り返してリードを奪い、4‐3で勝利した。その後も決勝までの3試合を順調に勝ち進み、決勝戦も4‐0の完封で勝利。初優勝を手にした。
野島選手は「ラリーで打ち勝つことができ、川口選手も、しっかり攻撃を決めてくれたことが優勝につながったと思う。大学生活最後の年となる今年、個人でも団体でも良い結果を残せるように頑張りたい」と話した。
川口選手は「優勝できると思っていなかったので驚いた。まだまだ自分のプレーに精いっぱいで、後衛のサポートが十分できなかった。これからは仲間との連携を強く意識してプレーできるように、練習を積み重ねたい」と語った。
天理時報2018年4月8日号掲載