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14年ぶり全国ベスト4
-全国高校選抜大会 天理高校ラグビー部-

    天理高校ラグビー部は、3月30日から4月8日にかけて埼玉県・熊谷スポーツ文化公園で行われた第19回「全国高校選抜ラグビーフットボール大会」に出場。予選リーグを勝ち抜くと、決勝トーナメントでは、直前の近畿大会で敗れた報徳学園高校(兵庫)に〝借り〟を返して勝ち上がり、初出場初優勝を成し遂げた第5回大会以来、14年ぶりにベスト4入りを果たした。

 選抜大会の予選を兼ねた「近畿高校ラグビーフットボール大会」は3月11日に開幕。天理高は初戦の大阪朝鮮高校を19‐17で下し、続く科学技術高校(兵庫)にも34‐7で勝利。4強入りを決め、選抜大会の出場権を獲得したものの、準決勝では報徳学園高に12‐26で敗退した。

 近畿3位として臨んだ選抜大会のリーグ戦では、函館ラ・サール高校(北海道)に74‐21、福岡工業高校に94‐0、佐野日本大学高校(栃木)に45‐0で勝利。3戦全勝でリーグ1位となり、予選リーグ制になった第10回大会以来、初の決勝トーナメント進出を果たした。

〝近畿〟の雪辱果たす

 5日に行われた決勝トーナメント初戦では、近畿大会で敗れた報徳学園高と対戦した。
 開始10分、天理は相手陣地でのスクラムから右に展開し、走り込んできた金山忠次選手(3年)がゴール右隅に先制トライを挙げる。

 その後、3本のトライを決めて前半を24‐5で折り返すと、後半もダメ押しとなる2トライを重ね、36‐15で勝利。近畿大会の雪辱を果たすと同時に、14年ぶりの全国大会4強入りを決めた。

 迎えた準決勝の相手は近畿王者・大阪桐蔭高校。準々決勝では、天理のライバル・御所実業高校を42‐21のダブルスコアで下した、優勝候補筆頭のチームだ。

 開始4分、天理のペナルティーに対して大阪桐蔭高が速攻を仕掛け、一気にゴール前に迫られてピンチを迎えたものの、天理がターンオーバーに成功。そのまま左に展開すると、パスを受けた豊田祐樹選手(2年)が相手ディフェンスをかわしながら約90mを独走し、先制トライを決める。

 ところが、その後はリズムに乗れず、10分、17分、23分に連続トライを許して逆転。7‐19で試合前半を折り返した。

 後半、天理高が反撃に出る。11分、自陣でのスクラムから、縦に突き刺さるように前進すると、最後は津野来真選手(3年)が軽快なステップで走り抜け、ゴールポスト左にトライ。14‐19と5点差まで迫ると、22分にも右サイドラインに走り込んだ津野選手がトライを決め、21‐19と逆転に成功した。

 しかし、その後は大阪桐蔭高がペースをつかみ、トライで再逆転。さらに立て続けに2本のトライを奪われ、21‐36でノーサイドとなった。

 監督就任後、初の全国4強入りを果たした松隈孝照監督(45歳)は「互いに連戦となり、こちらにも分があると考えていたが、思った以上に選手たちが動けていなかった。ディフェンスでは粘れたものの、フィジカルの差を感じた。ルーズボールで負けず、ラインアウトのミスが出ないよう、さらに練習しなければ。全国大会で緊張感のある試合を何試合も戦えたこと、ベスト4に入れたことは、選手の自信になっただろう」と手応えを語った。

天理時報2018年4月15日号掲載





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