関西学生代表 NZUに奮戦
– 天理勢〟8選手が出場-

大学ラグビーの関西学生代表とニュージーランド学生代表(NZU)が3日、京都市の西京極陸上競技場で対戦した。
この試合に〝天理勢〟から天理大学ラグビー部の島根一磨主将(4年)、ファウルア・マキシ選手(同)、岡山仙治選手(3年)、松永拓朗選手(2年)、藤原忍選手(同)、シオサイア・フィフィタ選手(同)、アシペリ・モアラ選手(1年)、天理高校OBの木下皓太選手(関西大学4年)の8選手が選抜選手として出場(写真)。天理大の小松節夫監督(55歳)が代表チームの監督を務め、島根主将がキャプテンとしてチームをまとめた。
NZUは、同国代表チーム「オールブラックス」への登竜門とされ、多くの有名選手が輩出している。
15回目の来日ツアーとなる今回は、関西学生代表のほか九州選抜や関東学生代表と対戦。関西学生代表と対戦するのは3年ぶりとなる。
試合に先立つ4月14日、関西大学リーグに所属する10大学59選手を招集。セレクションマッチを経て、精鋭25人が選抜された。
試合は、NZUボールでスタート。
序盤、先制トライを許したものの、16分、敵陣ラックからパスをつないで天理大の松永選手がチーム初トライを挙げる。
その後は、ラインアウトのミスが目立ち、前半を7‐40で折り返す。
後半、関西学生代表は体重100キロ台の大型選手がそろうNZUのフォワード陣を相手に、スクラムで何度も押し勝つなど、安定したセットプレーを軸に試合の主導権を握っていく。
15分、マキシ選手がトライを決めると、17分には、自陣でボールを手にしたフィフィタ選手が70メートルを独走してトライに貢献。
さらに、認定トライを含む4トライなどで追い上げたが、あと一歩届かず、33‐47で敗れた。
小松監督は「前半はラインアウトの準備不足が響いたが、スクラムは予想通り真っ向から勝負することができた。
3年ぶりの再戦は、実に惜しい試合内容となったと思う。天理大学としては、5月27日に対戦する明治大学との練習試合(親里ラグビー場)に備えて、しっかりと課題を修正したい」と話した。
U‐20日本代表に選出-天理大5選手-
天理大ラグビー部の岡山選手、谷口祐一郎選手(2年)、藤原選手、フィフィタ選手、モアラ選手が、このほどU‐20日本代表に選出された。
5選手は、5月末からフランスで行われる「ワールドラグビーU20チャンピオンシップ2018」に出場する。現在、同大会に向けて「TIDキャンプ」で練習を重ねている。
天理時報2018年5月13日号掲載