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遠的大会 3年ぶり団体戦優勝 – 天理大弓道部-

天理大学弓道部は、先ごろ大阪市で開かれた第67回「住吉大社全国弓道大会」団体戦学生男子の部に出場し、3年ぶり4回目の優勝を手にした。

弓道には、射距離28メートルから直径36センチの的を射る「近的」と、射距離60メートルから直径1メートルの的を狙う「遠的」の二つの競技がある。
同大会は、大阪市の住吉大社で行われている伝統的な遠的の全国大会だ。

学生弓道の試合は、基本的に「近的」で実施されるので、遠的用の練習スペースがない。そのため同部では、大会に向け同大馬術部の馬場を借りて練習してきた。

団体戦は3人一組で、一人4本ずつ矢を射た的中数で競われる。

今大会、団体戦学生男子の部には、30チームがエントリーした。
同部からは3チームがエントリー。Aチームとして、中尾信次郎キャプテン(3年)、昨年の同大会個人戦で優勝した上野椋平選手(4年)、高校時代の「国民体育大会」近的の部で5位入賞した西浦臣選手(2年)の3人が出場した。

大会では、西浦選手が4射皆中を決めるなどの活躍を見せ、12本中10本を的中。2位に3本差をつけ、4回目の優勝を決めた。

また個人戦では、西浦選手が3位入賞。同女子の古城文深選手(1年)が準優勝に輝いた。
西浦選手は「『思いきって飛ばすこと』を意識して試合に臨み、優勝という結果につながって良かった。これからも矢を正確に当て続けることを目標に練習を続けていく」と話した。

現在、男女ともに1部リーグに所属している同部。9月に開幕するリーグ戦に向けて夏合宿を予定するなど、稽古に励んでいる(写真)。

中尾キャプテンは「私も含め、まだまだ試合の本番に弱い選手が多いので、緊張感のある道場の雰囲気づくりに努め、射技の向上はもちろん、メンタル強化も意識していきたい」と話した。

天理時報2018年5月27日号掲載