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全国準Vの明治大を撃破 – 天理大ラグビー部-

5月27日、「2018ラグビースプリングカーニバルIN奈良」が親里ラグビー場で開催され、天理大学ラグビー部は昨季の大学選手権準優勝の明治大学と対戦。

今春も好調の名門校を24‐17で破り、秋のシーズンに向けて価値ある1勝を挙げた(写真)。

天理大は昨シーズン、関西リーグ連覇を達成。
続く「全国大学ラグビー選手権大会」では、関東の強豪・東海大学に敗れてベスト8に留まった。

新チームは、島根一磨キャプテン(4年)のもと、同部史上最多となる54人の新入部員も加わって、157人の大所帯でスタートを切った。

一方の明治大は、昨季の大学選手権決勝で、大会9連覇を達成した帝京大学を最後まで追いつめたものの、惜しくも1点差で敗北。
その後、4月末には17‐14で勝利し、帝京大に2年半振りの公式戦黒星をつけた。

さらに、東海大にも62‐33と圧勝するなど、快進撃を見せていることから、大学選手権での躍進を予想する声が高い。

天理大の小松節夫監督(55歳)は「明治は縦に真っすぐ攻める伝統的なスタイルに加えて、近年はバックス(BK)陣の攻撃パターンが増え、どこからでも点が取れるバランスのいいチームになっている。

こちらは、U‐20日本代表への招集や教育実習などで主力選手が欠けてはいるが、その中でも、いまの時点の力を見極める絶好の機会と捉えている。勝ちにいきたい」と話す。

試合は明治大ボールでキックオフ。

両チームとも、なかなかトライを取れない展開が続くなか、前半17分、天理大がゴール前のラックから左に展開。パスを受けた久保直人選手(4年)がトライを決め、7‐0と先制。
その後、33分にトライを許すも、ロスタイムに追加点を挙げ、天理大が14‐5とリードして前半を折り返す。

後半開始早々、22メートル付近のラックから右に展開した天理大は、相手ディフェンスの隙をついて、ファウルア・マキシ選手(同)がゴール右隅にトライ。8分と34分にはラックからトライを奪われたが、22分にゴール前ラインアウトからモールを前進させてトライ。

24‐17で勝利を収めた。

試合後、小松監督は、「スクラムをはじめとするセットプレーと、強いフィジカルを持つ相手にどれだけ守れるかが課題だったが、主力選手が抜けている中で、いいディフェンスができた。

関東の強豪校と春の段階で戦い、スクラムもイーブンだったことは大きな収穫だった。

一方、攻撃が継続できていないことは修正点だと感じたので、これからしっかり強化していく」と話した。

島根キャプテンは「今日の試合は勝ちにこだわり、自分たちにできることを全力で出しきることを目標にした。アタックの部分では、相手のプレッシャーを受けた際、テンポが遅れて思うように攻められない場面があった。

アタックを継続し、しっかりトライを取れるように修正して、関西リーグ3連覇と日本一の目標を達成できるよう、しっかり準備を進めたい」と意気込みを語った。

天理時報2018年6月10日号掲載



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