全米柔道選手権 8回目の優勝 – 高橋徳三さん-

ロサンゼルス天理道場の高橋徳三さん
アメリカ伝道庁が運営する「ロサンゼルス天理道場」の師範を務める髙橋徳三さん(41歳・北開分教会教人=写真中央)が5月12日、テキサス州で開催された「全米柔道体重別選手権」無差別級に出場し、通算8回目の頂点に輝いた。
天理高校、天理大学の柔道部OBの髙橋さん。
大学卒業後、新日本製鐵(当時)の実業団チームに所属し、「全日本実業柔道個人選手権大会」で過去に2度、準優勝した実績を持つ。
2008年から「ロサンゼルス天理道場」の師範として指導に当たり、渡米から10年の節目を迎えた髙橋さん。
同大会には09年から出場し、12、13の両年には北京五輪金メダリストの石井慧選手を破って優勝している。
今大会では「過去の優勝経験から、対戦相手が対策を練って挑んでくることが分かっていた。しっかり組んで投げる天理柔道を貫こうと思った」と話す。
初戦を順当に勝ち上がると、続く準決勝、決勝は得意技の「内股」で一本勝ちし、優勝を決めた。
髙橋さんは「『天理』と刺繍された柔道着で一本を取ることで、多くの人に天理の名を知ってもらえたと思う。これからも天理柔道への恩返しのつもりで、柔道を通じて、お道の教えを伝えていきたい」と話した。
天理時報2018年6月17日号掲載