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天・理・見・ど・こ・ろ・探・訪vol.18


風情ある町並みが残る金魚が泳ぐ城下町(大和郡山市)

今年も暑い夏がやって来ました。

今回は天理市の西隣、大和郡山市を散策します。

まずは近鉄郡山駅から徒歩10分の郡山城跡へ。
この城は、大和・和泉・紀伊の100万石を領有した、豊臣秀吉の弟・秀長の居城でした。
現在、天守閣はありませんが、石垣や堀が残り、門や櫓も復元されています。
春には1千本の桜が咲き、多くの観光客が訪れます。

城跡を背に東へ向かって歩くと、市街地は道が細く、城下町の風情を感じます。
足元を見ると、金魚が描かれた車止めやマンホールが。
実は大和郡山市は、全国有数の金魚の産地で、町の至るところに金魚をモチーフにしたものがあるのです。
町家の軒先の灯籠の中には、なんと本物の金魚が泳いでいました。

夏には毎年、金魚すくいの全国大会が開催され、子供も大人も腕を競い合うそうです。
商店街近くの土産物屋さんで金魚すくいが体験できると聞いて、私も挑戦しましたが、これが難しい! 結局1匹もすくえませんでしたが、子供のころの夏祭りを思い出して、懐かしい気持ちになりました。

帰り道、創業400年という老舗和菓子屋で、粒餡入りのきな粉餅を買いました。
ひと口サイズで食べやすく、とても柔らかい。
かの秀吉もお気に入りだったそうです。

風情ある街並みを歩き、童心に帰ることもできた夏の一日でした。

いきいき通信