天理高校/天理教校学園-団体・個人で頂点めざす

インターハイ出場クラブ・選手紹介(下)
7月26日から8月20日にかけて、三重県を中心に「全国高校総合体育大会(インターハイ)」が開催される。今年は、管内の学校から五つのクラブが団体・個人で出場を決めた(7月4日現在)。インターハイ開幕までひと月を切るなか、〝夏の大舞台〟に挑む各クラブ・選手を2週に分けて紹介する。
天理高 柔道部男女
天理高校柔道部は県予選を勝ち抜き、男子が団体・個人で、女子が個人でインターハイに出場する。
今春行われた「全国高校柔道選手権大会」の団体戦で、23年ぶりに準優勝に輝いた男子。
67年連続67回目の出場を決めたインターハイでは、27年ぶりとなる悲願の優勝を狙う。
チームのエースは、昨年のインターハイ個人戦で優勝し、全国高校柔道選手権大会でも優勝を手にした中野寛太主将(3年)。
「連覇を狙う」と気合十分だ。
また、齋藤涼監督(30歳)が「体重増加に努めて体が大きくなり、力強さが増した」と評する池田凱翔選手(2年)など、団体・個人戦に出場する選手たちの準備は万端だ。
チームは、立ち技をより生かすために寝技にも力を入れ、夏に向けて練習を繰り返している(写真)。
齋藤監督は「目標はもちろん日本一。手の届くところにはあるだろうが、その道のりは決して簡単ではない。
最後まで執念をもって戦い抜く」と話した。
個人戦出場選手は以下の通り(敬称略)。
男子
○60キロ級=古志侑樹(2年)
○66キロ級=邊川湧大(3年)
○73キロ級=中村洸登(同)
○81キロ級=佐藤輝斗(2年)
○90キロ級=池田凱翔
○100キロ級=植岡虎太郎(3年)
○100キロ超級=中野寛太
女子
○48キロ級=佐々木愛(1年)
○78キロ級=藤猪千夏(3年)
(8月8日~12日・津市サオリーナ)
教校学園高 レスリング部
天理教校学園高校レスリング部の大石希選手(3年)が男子125キロ級に出場する。
大石選手は今春、「JOC杯全日本ジュニアオリンピックカップ」や「全国高校選抜レスリング選手権大会」に出場。
インターハイでは、最重量級である125キロ級にエントリーした。
大石選手は「ほかの選手は自分よりも身長が高く、体重もはるかに重い」と分析。低い姿勢から攻めて相手にプレッシャーをかけ、相手の隙を突いてポイントを奪う練習を続けている。
大石選手は「2度目の出場であり、最後のインターハイ。今年は入賞を目指したい」と意気込んでいる。
(8月4日~7日・津市メッセウイング・みえ)
教校学園高 空手道部男子
教校学園高空手道部男子の間部永志選手(2年)が男子個人形の部に出場する。
小学生のころに空手道を始め、中学時代は「全国中学生空手道選手権大会」に3年連続で出場した。
攻撃の際、手刀を多く取り入れたり、鷺足立ちという一本足で立ったりするのが特徴的な「ニーパイポ」を得意としている。
県大会決勝では、これまでの対戦で1勝2敗と負け越していた3年生選手を相手に堂々と戦い、3対2で見事に勝利。インターハイ初出場を決めた。
間部選手は「各地から最強の選手が集まる大会で戦えるのは、多くの方々に支えていただいたおかげ。感謝の気持ちで挑む」と話している。
((8月3日~6日・岐阜市メモリアルセンターで愛ドーム)
天理時報2018年7月15日号掲載