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全国定通大会 働く高校生 全国へ挑む

天理高第2部の8クラブ出場

定時制の学校へ通う高校生が一堂に会するスポーツの祭典「全国高校定時制通信制体育大会」が27日から8月20日にかけて、東京都を中心に開催される。
今年も天理高校第2部の8クラブ計104人が全国大会へ挑む。
大会直前の調整に励むチーム・選手を紹介する。

軟式野球部

昨年、大会11連覇を成し遂げた同部。昨年のレギュラーが7人残り、経験豊富なメンバーで記録更新を目指す。

チームはキャッチボールやノックを繰り返し、守備力を鍛え上げてきた。一方で、「しばらく負けていないので、気を引きしめるよう常に注意している」と藤田哲也監督(47歳)。

岡田民生主将(4年)は「監督や親への感謝の気持ちを込めて、全力プレーで日本一を目指す」ときっぱり。

バレーボール部

昨年、3年ぶりに優勝した女子。連覇が目標だ。

4年生セッターを中心に強力なアタッカー陣がそろう。
さらに、筋力トレーニングの時間を増やし、コンビネーションから繰り出されるスパイクは一層強力になった。

野村優菜キャプテン(4年)は「『なんとか勝った』という試合ではなく、自分たちのペースでしっかりと勝ちにいく」と。

一方、昨年ベスト8の男子は、ブロックやレシーブを含めたトータルディフェンスが武器。「いかに拾ってつなぐか」をモットーに、レシーブ練習などを繰り返してきた。
雪岡太一監督(30歳)は「優勝できる力はある。『絶対に勝つ』という気持ちを最後まで忘れずに戦ってほしい」と話す。

バスケットボール部

昨年、準優勝した男子。堅いディフェンスと、簡単なミスを減らすことを目標に練習を続けている。

田中一世キャプテン(4年)は「下級生の意見も取り入れ、チーム力を高めてきた。挑戦者として戦う」と意気込む。

一方の女子は、選手一人ひとりが自主的に体幹トレーニングに取り組み、接点の強さを磨いてきた。

河野千夏キャプテン(同)は「昨年は準決勝で敗れ、悔しい思いをした。
今年は必ず優勝したい」と抱負を語る。

卓球部

昨年、団体戦で3位の男子。サーブやラリーなどの基本練習を繰り返して、チーム全体のレベルアップを図ってきた。

高階公一キャプテン(4年)は「昨年の成績を上回れるように、チーム一丸となって戦いたい」と言葉に力を込める。
一方、団体戦では2年ぶりの出場となる女子。男子部員と共に練習し、着実に力をつけてきた。

「初めて全国に出場する選手が多く、プレッシャーもかかるだろうが、〝一戦必勝〟の気持ちで優勝を目指してほしい」と、北垣戸啓祐監督(31歳)は期待を込める。

柔道部

比較的小柄な選手が多い同部。そのため、積極的に攻めて、先に相手の体勢を崩して技を仕掛けられるよう練習に励んできた。

昨年、団体戦ベスト8の男子。森本裕次郎主将(4年)は「全国の強豪校に競り勝ち、狙うは全国優勝」とひと言。

一方、団体戦3位の女子。率いる福川美奈代主将(同)は「チーム一丸となってトーナメントを勝ち抜き、優勝したい」と話す。

バドミントン部

男女混合で練習に励んでいる。大会に向けて練習試合を重ね、勝負強さを培ってきた。
昨年、準優勝の女子。二宮理栄キャプテン(4年)は「今年はアベック優勝を狙う」と。
一方、男子の上山智大キャプテン(同)は「チーム内でライバル意識をもち、切磋琢磨しながら練習してきた。全力を出しきる」と気合十分。

陸上競技部

今年は8種目に出場する同部。
体力づくりはもちろん、手の振りや脚の回し方など、走る際の基本動作を新たに取り入れ、徹底して練習を重ねてきた。
榮嶋吉太郎キャプテン(4年)は「とにかく全力で試合を楽しみたい。リレーでは決勝進出が目標」と話す。

ソフトテニス部

団体・個人の部での優勝を目指す。サーブ・レシーブなどの基本技術を徹底して繰り返してきた。

チームのモットーは「攻めるプレー」。練習試合でも、守りに入らないよう常に意識している。
金岡真帆キャプテン(4年)は「試合では、気持ちで負けないよう粘り強いプレーを心がける。攻めて攻めて優勝をつかみたい」と話す。

天理時報2018年7月22日号掲載