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第14回:わが子の「強み」を知っていますか?

山﨑洋実HAPPY MOMMY プロデューサー&コーチ


こんにちは。ひろっしゅコーチこと山﨑洋実です。
突然ですが、あなたの「強み」を十個書き出してみてください。

どうですか? スラスラと書けましたか? なかなか書けなかった人もいますよね。どうしても自分の強みが分からない、という人は周りの人に聞いてみましょう。

自分を客観的に見ることは難しいものです。「それが私の強み?」とびっくりするかもしれませんが、あなたが苦もなくできることが、他の人にはそうではないこともあります。「強み」とは当たり前過ぎて意識すらしていない、あなたが生まれ持った才能のこと。本質と言い換えてもいいかもしれません。

本質を「強み」として生かす

多くの人が勘違いしているのですが、強みと長所は似ているようで意味が違います。ある場面では非常に好感を持って受け入れられたことが、また別の場面では否定されるということはよくあることです。どんな物事にもプラスの側面とマイナスの側面があるのです。例えば短所と思われがちな「けち」も、家計を守る主婦という立場で見ると立派な強みになりますね。自分の強みを知るということは、自分の持つ本質がどんな場面で生かされるのかを知るということでもあるのです。

AさんとBさんという、まったく同じ本質を持って生まれた二人がいるとします。Aさんは母親から「あなたは人の顔色をうかがってばかりで、自分の意見がないわね。誰にでも良い顔をするけれど、調子が良いだけで中身がないから信用されないわ。本当にあなたって八方美人ね」と言われて育ちました。一方Bさんは母親から「あなたは誰とでもすぐに仲良くなれて、社交的ね。協調性もあって気配り上手。あなたならどこに行ってもうまくいくわ。本当にあなたって八方美人ね」と言われて育ちました。AさんとBさんはまったく同じ本質を持っているのに、母親からの評価は正反対です。

わが子の「強み」について考えてみましょう。あなたのお子さんはどんな本質を持っていますか? 「飽きっぽくて、何をやっても長続きしない」と言えば短所ですが、「好奇心旺盛で、失敗を恐れず挑戦できる」と言い換えればそれは「強み」となります。「落ち着きがない子」は「行動力がある子」、「気が弱い子」は「優しく協調性のある子」。こんなふうに短所だと思うこともプラスの言葉で言い換えて、強みとして伸ばしてあげればいいのです。

私は子供のころからずっと周りの大人たちに「あなたは、一言多い」と言われてきました。でも大人になった今、講座ではそれが「強み」となって生かされています。ズバリと言うその「一言」こそが私の持ち味。他のコーチの先生たちと決定的に違う、私だけの「強み」なのです。

でもプライベートの、例えばママ友とのランチの場では、それは文字通りの「余計な一言」になってしまいます。対等な立場でおしゃべりを楽しむ場では、上から目線と感じられたりするかもしれません。私は自分の「一言多い」という特性を知っているので、「ごめんなさい。私は一言多いとよく言われるの。もし嫌な気分になったら遠慮なく指摘してね」と先に謝っておくこともあります。

このように自分の「強み」を意識すると、スイッチを入れるべき場面とそうでない場面が分かるようになってきます。人前でも臆せず話すことが得意な私ですが、他の先生の講座やセミナーに受講生として参加するときはできる限りその気配を消すように心掛けています。他の方がお話の中心になるべき場では、私の「強み」は邪魔になるからです。

マイナスの評価を重ねないで

上のイラストを見て、パッと目が止まるのはどこですか? たいていの人が、欠けている部分に注目します。たとえ欠けている部分が全体の一パーセントで残りの九十九パーセントの円はつながっているとしても、その一パーセントの欠けた部分に注目してしまうのが私たち人間の習性です。残りの九十九パーセントは満たされているのに、そこにはあまり意識が向かないのです。

それと同じように自分やわが子に対しても、欠点ばかりが目に付いてしまいがち。「あれもできていない、これも足りていない」と欠けているものを数えては、「どうせ私なんて……」「ダメな子ね」とマイナスの評価ばかりを重ねてしまいます。でも完璧な人間などどこにもいません。みんなどこかが欠けていて、そしてそれ以上に輝いている部分もたくさんあるのです。

欠けているところは「そういうものね」と見・留めて受け入れ、できたことや頑張ったことはどんなにささいなことでも大きな「マル」をあげること。自分にもわが子にもたくさんの花丸を付けてあげたいですね。

さんさい


【山﨑洋実(やまさきひろみ)】
HAPPY MOMMY プロデューサー&コーチ。「Fine-Coaching」主宰。結婚後にコーチングを体系的に学び、自身の妊娠出産を経て、「ママのイキイキ応援プログラム(通称:ママイキ)」をスタート。ママ向けコーチングの第一人者として「ひろっしゅコーチ」の愛称で親しまれ、全国の悩めるママたちにアドバイスを送っている。