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憧れの〝花園〟出場めざし ー天理管内3高校ラグビー部ー

第98回「全国高校ラグビーフットボール大会」奈良県大会が11月4日、親里ラグビー場で開幕する。
全国の高校生ラガーマン憧れの聖地〝花園〟への出場を目指し、親里管内3校のラグビー部は練習に余念がない。

教校学園高

出足の早いディフェンスが持ち味の天理教校学園高校。今年は、筋力トレーニングに精力的に取り組み、〝個のプレー〟の強化にも力を入れてきた。

夏恒例の長野県での菅平合宿では、コンタクトプレーを中心に練習してきたほか、強豪校との練習試合を通じて、スクラムやラインアウトのセットプレーの精度を高めてきた(写真)。
紙谷直樹監督(51歳)は「今年のメンバーは、プレーの一つひとつに力強さがある。伝統のディフェンスにも磨きがかかっている」と話す。

文野源太キャプテン(3年)は「花園出場を目指して、これまで練習を重ねてきた。両親や先生方、OBの方々に恩返しができるよう、練習の成果を大会で出しきりたい」と意気込みを語った。

天理高第2部

天理高校第2部は、相手を粘り強く前で止めるディフェンスと、連携の取れたアタックがチームの持ち味。
45分という限られた練習時間を有効に使い、パスの精度を高めるとともに、セットプレーを安定させることを目指して練習を積み重ねてきた。
また、練習中からコミュニケーションを密に取ることを心がけ、チームワークの向上を図っている。

庄司晋佐監督(32歳)は「試合中にもしっかりとコミュニケーションを取りながら、全員でアタックとディフェンスができるようになってきた。まずは初戦を勝ち、勢いに乗りたい」と語る。

天理高第1部

昨年の県大会決勝で、ライバルの御所実業高校に2点差で敗れた天理高校第1部。
3年ぶり63回目の花園出場を目指す同部は、菅平合宿で全国の強豪校を相手に練習試合を重ねてきた。
 
松隈孝照監督(46歳)は「例年、菅平では全勝していたが、今年はディフェンスを崩され、負けた試合もあった。苦しい場面での反則を減らし、いかにトライを奪えるかが課題」と話す。

照井悠一郎キャプテン(3年)は「昨年の県大会決勝では、後半の残り15分で逆転されてしまったので、その時間帯にこだわって練習や試合を重ねてきた。最後まで、ひたむきなラグビーを心がけ、一つひとつの試合に全力で挑みたい」と闘志を燃やす。


なお、教校学園高と天理高第2部は、大会初日の第1試合で直接対決する。
天理高第1部は4日、王寺工業高校との初戦に臨む。

天理時報2018年10月21日号掲載