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天理大学バレーボール部男子
天皇杯に2年連続出場


 天理大学バレーボール部男子は13日、丸善インテックアリーナ大阪で行われた「天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権大会」近畿ブロックラウンド決勝戦を制し、2年連続で全国大会出場を決めた。
「組織的なゲーム展開」をテーマとする同チーム。「ここ数年、突出した選手がいない。一人ひとりがプレーの精度を高め、粘り強く戦うバレーでリーグを勝ち抜こうと申し合わせている」と、末代喜道監督(57歳)は話す。
 普段の練習は、サーブやレシーブなどの基本の確認が中心。現在は、関西大学秋季リーグが開催中とあって、ゲーム形式の実戦練習を重ねている(写真)。
 攻撃面は、強力なドライブサーブを武器とするエースアタッカー・吉識公陽選手(3年)や、身長198cmでU‐23日本代表候補に選ばれた難波尭弘選手(2年)を中心に組み立てる。一方の守備面は、高いカバー力が持ち味の山根志哉選手(1年)が鍵を握る。
 この大会は、日本バレーボール協会に登録する中学生以上のチームが参加対象の全国大会。同部は県ラウンドを勝ち抜き、近畿ラウンドに出場した。
 初戦、天理大は大阪の強豪・クボタと対戦。試合途中、セッターの天野孝紀キャプテン(4年)が右足首と膝を捻挫するアクシデントに見舞われるなか、チーム全体でカバーしながら、2‐1で勝利した。
 準決勝の相手は、関西大学リーグ1部上位チームの大阪産業大学。
「格上のチームなので、思いきって勝負を挑めた」と末代監督。接戦をものにし、2‐0のストレート勝ちを収めた。
 決勝では、1部リーグ上位の龍谷大学(京都)と対戦。吉識・難波の両選手のサーブがテンポ良く決まり、得点を重ねていく。初戦の勢いそのままにストレート勝ちし、近畿ブロックラウンドを制して、2年連続で全国大会出場を決めた。
 天野キャプテンは「全国大会では、これまで試合や練習で積み重ねてきたことの集大成を披露したい」と意気込みを語る。
 末代監督は「日本で行われる最高峰のトーナメント大会なので、戦う相手は強豪チームばかり。選手たちには、今年のチームを締めくくる大舞台で、最高の戦いを期待している」と話した。

天理時報2018年10月28日号掲載