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世界に挑む!天理のラガーマンー立川理道ー

クボタスピアーズ主将 立川理道選手

日本ラグビーの発祥から120年の節目を迎えた今年。天理高校ラグビー部、天理大学ラグビー部がそろって全国大会への切符をつかみ、天理と日本のラグビー界が盛り上がりを見せるなか、秋には「ラグビーワールドカップ(RWC)」が日本で初開催される。この企画特集では、二度目のRWCに挑む天理出身の立川理道選手にインタビューするとともに、ラグビージャーナリスト・村上晃一氏の特別寄稿、日本最高峰のトップリーグで活躍する天理のラガーマンを一挙紹介する。


再び〝あの大舞台〟へ

4年前の「ラグビーワールドカップ」イングランド大会で、優勝候補の一角と目される南アフリカと対戦した日本代表。前評判を覆し、世界のスポーツ史に残る歴史的勝利を挙げた。その中心メンバーとして活躍した立川理道選手(29歳・但八分教会みちのり布教所ようぼく)に、RWCへの思いを聞いた。

――はじめに、立川選手にとってRWCとは。

 前回のイングランド大会を経験させてもらって感じたのは、選手として出場したことを誇れる大会であり、〝目指すべき場所〟だということです。
 これまでの国際大会とは、チームの気迫や雰囲気、会場の様子も全く違いました。「ラグビーをやってきて良かった」と思える心地良さがありました。

――あの大会で立川選手、そして日本代表が得たものとは。

 個人としては、やはり普通の大会では味わえないプレッシャーや達成感を体験できたことで、精神的な強さが身に付いたように思います。
 また、決勝トーナメントへは進めなかったこともあり、「4年後の日本大会では必ず次のステージへ!」というモチベーション(やる気)にもつながりました。日本ラグビー界にとっても、世間の認知や関心を高めることができた状態で日本大会を迎えられるという、大きなきっかけになったと感じています。

――天理大卒業後に日本代表入りして以来、初めてのメンバー外となりました。

 選ばれる選手がいれば、選ばれない選手もいるのは当然です。でも、そういう立場に初めてなったこともあり、正直言って、悔しくて落ち込みました。
 しかし、その中で現状をしっかり把握して、課題に正面から向き合い、もう一度頑張ろうという気持ちになれたのは、家族の支えがあったからです。
 僕の家族はもちろん、両親や兄弟の存在も大きく、「次に向けて」と後押しをしてくれたことは、前向きな気持ちになれた要因の一つです。どんなことでもそうですが、物事には必ず理由があって、起こってきたことから目をそらさず、立ち向かうことが大切だと思います。
 今回、ラグビー選手として大きな節をお見せいただいたと感じています。でも、神様は乗り越えられる節を見せてくださるので、大きく成長できるチャンスをもらえたと捉えて、先を楽しみに頑張っています。

――代表復帰に向けては、どのような取り組みを。

 まずは、トップリーグの試合でいいパフォーマンスを見せることが大切です。ディフェンス面の課題を挙げられているので、改善に努め、練習や試合でしっかりアピールすることを心がけています。

――トップリーグには天理の選手がたくさん所属しています。〝天理ラグビー〟が世界で通用する理由はどこにあると思いますか。

 やはり「体格を言い訳にしないプレー」ですね。天理の環境で基本がしっかりと身に付いているので、どんなに高いレベルへ行っても、一つひとつのプレーが正確。それが体格差をカバーすることになり、天理の選手の持つ強みにつながっていると思います。

――最後に、今後の意気込みをお聞かせください。

 RWCまでに残された時間は短いですが、一日一日を大切に、精いっぱい自分をアピールして日本代表復帰を目指します。応援してくださる方の思いに応えるためにも、必ず戻るという強い決意で臨みたいと思います。


天理時報天理時報1月1日号 掲載