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心一つに奏で〝日本一〟に 7回目の文部科学大臣賞 こども音楽コンクール -天理中弦楽部-

天理中学校弦楽部は、このほど「こども音楽コンクール」(TBSラジオ主催)の「合奏第1部門」で、1位相当の「文部科学大臣賞」を受賞した。合奏部門で、天理中が頂点に輝くのは2年ぶり7回目。

今年で66回目の開催となった「こども音楽コンクール」は、全国1千500の小・中学校が日本一の演奏を競い合う国内最大級の大会。「合唱」「重奏」「管楽合奏」など六つの部門が設けられ、半年間かけて実施される。
年末にブロック別の最優秀校が決定すると、年明けにはブロック大会の録音テープをもとに審査する「文部科学大臣賞選考会(全国大会)」が開かれる。

メロディーの対比生かし

一昨年、文部科学大臣賞を受賞した天理中弦楽部。
連覇を狙った昨年は、西日本ブロック代表に選ばれたものの、惜しくも全国大会での入賞を逃した。

キャプテンの秋岡心花さん(3年)は「昨年のコンクールが終わった後、『来年こそは日本一になってほしい』という先輩たちの思いを胸に、頂点を目指して練習に励もうと誓った」と振り返る。
 
同部の活動時間は、平日の放課後1~2時間。親里で行われる各種演奏会に合わせて、さまざまな楽曲に取り組むなか、昨年6月から同コンクールに向けた練習を始めた。
 
選んだ曲は、芥川也寸志作曲の『弦楽のためのトリプティーク』。
 
今年度から同部のコーチを務める上田真紀郎さん(41歳・天理教音楽研究会講師)は「第3楽章まであるこの曲は、にぎやかな調べや、ゆったりとしたメロディーなど、楽章ごとに雰囲気が違う。この対比を最大限に生かす演奏を目指した」と話す。
 
練習では、より情緒豊かな音色を奏でるために、メンバー一人ひとりが曲のイメージを鮮明に抱いて演奏することを意識。また、同じパートのメンバーが少人数のグループに分かれ、納得のいくまでお互いの演奏を確認し合った。
 
迎えた西日本大会当日。本番前の舞台裏、34人の出場メンバーの表情には緊張感が浮かぶ。
本番では、心一つに楽器を奏で、場面ごとに表情を変える多彩なメロディーを響かせた。
 
観客席で見守っていた上田コーチは「良い音程で、リズムも乱れず、表現力も十分。どの場面を切り取っても、いままでで一番の演奏だった」と評する。
 
秋岡キャプテンは「積み重ねてきた練習の成果を本番で発揮できて、メンバー全員が達成感でいっぱい。日本一の発表があった直後は、あまり実感が湧かなかったけれど、たくさんの祝福を受けるうちに喜びが込み上げてきた」と、笑顔を見せた。


3年生は同コンクールを最後に引退する。
 
新キャプテンの飯降ときよさん(2年)は「連覇を懸けた来年の大会では、これまで指導してくださった先生や先輩方への感謝の思いを込めて、最高の演奏ができるよう、日々の練習に励みたい」と意気込みを語った。
 
なお、同コンクールの小学校「合奏第2部門」には天理小学校オーケストラクラブが出場。西日本ブロック代表に選ばれ、オーケストラ編成としては過去最高の全国2位に入賞した。
 
同クラブと合唱クラブは2月24日午後2時から、天理市民会館で第34回「こどもコンサート」を合同開催する。曲目は受賞曲の『ハンガリー舞曲 第5・6番』など。入場無料。

天理時報天理時報2月3日号 掲載