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優勝狙い 春季リーグへ-天理大学バレーボール部-

「関西大学バレーボール連盟 春季リーグ」の開幕まで残り約1カ月。
男女ともに1部リーグに所属する天理大学バレーボール部は、4月7日の開幕に向けて練習に余念がない(写真)。

昨年の「秋季リーグ」で25年ぶりに準優勝、その後の「関西バレーボール大学選手権大会」で29年ぶりの優勝を果たし、飛躍の年となった女子。

新チームの武器は、強固なブロックだ。対戦チームに合わせた守備戦術を駆使しながら、失点を防いでいく。
今年の春季リーグから公式球が変更されることになり、サーブで回転をかけるとよく落ちることから、サービスエースのチャンスが増えると予想される。梅崎さゆり監督(36歳)は「サーブ強化を図るとともに、レシーブの安定感をさらに高めていく」と話す。

今年2月、南出有理キャプテン(3年)が新しい練習方法を考案。コート上に大きなタイヤを立てかけ、タイヤの穴を目がけてサーブを打つ練習を繰り返している。

梅崎監督は「コントロールはもちろん、角度やスピードも意識しないと穴を通せないので、サーブの精度の向上につながっている」という。
攻撃面では、昨年の秋季リーグで「新人賞」に輝いた楠本由穂選手(1年)の高い打点のスパイクを中心に、ポイントを挙げていく。
リーグ開幕を前にした3月中に関東遠征を実施し、最終調整を行う予定だ。
南出キャプテンは「目標は優勝。リーグ戦が始まって焦ることのないよう、遠征中に最高の準備を整え、開幕戦に臨む」と話した。

一方、前季は1部リーグ下位に終わった男子。
「セッター以外は、メンバーがほとんど変わらない。さらに上を目指すには、チーム全体の底上げが必要」と末代喜道監督(57歳)は語る。

新チーム発足後、サーブやレシーブといった基本はもちろん、ウエートトレーニングなど、それぞれのポジションに合わせた基礎トレーニングを重視してきた。

攻撃の核となるのは、強力なドライブサーブが武器のエースアタッカー・吉識公陽選手(3年)。守備面では、リベロの山根志哉選手(1年)が、高いカバー力でチームを支える。

今季リーグ戦では、こぼれ球の処理など、正確なポジション取りやプレーを意識した「組織力」をテーマに戦っていく。

末代監督は「現在、リーグ戦を想定したゲーム練習を中心に技術の向上に努めている。今季は、上位進出はもちろん、優勝も狙っていきたい」と話している。

天理時報天理時報2月24日号 掲載