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GSデュッセルドルフ優勝 大野将平選手・丸山城志郎選手

選抜体重別直前 天理で強化合宿

天理大学柔道部OBの大野将平選手(27歳・旭化成所属・大原大教会ようぼく)と丸山城志郎選手(25歳・ミキハウス所属)は先ごろ、ドイツで開催された「グランドスラム(GS)デュッセルドルフ」に出場。それぞれ73キロ級と66キロ級で優勝した。次の大会は、夏の「世界柔道選手権大会」の最終選考会となる4月の「全日本選抜柔道体重別選手権大会」。3月中旬、二人は練習拠点としている天理大での強化合宿に参加した。

リオデジャネイロ五輪金メダリストの大野選手。昨年、五輪後の休養期間を経て、本格的に戦線復帰すると、2月の「GSデュッセルドルフ」でオリンピック以来1年半ぶりの国際大会優勝を飾った。夏の「アジア・ジャカルタ大会」、11月末の「GS大阪」も制覇し、東京五輪への期待が高まるなか、大会を迎えた。

1回戦、2回戦を優勢勝ちすると、その後は「一本」でトーナメントを勝ち上がっていく。
決勝戦の相手は、ロンドン・リオ五輪66キロ級銅メダリストの海老沼匡選手。GS大阪の決勝と同じく、日本人対決となった。
試合は、2分を過ぎたところで大野選手が「浮技」で「技有り」を奪うと、その後も優位に試合を進め、優勢勝ちを収めた。


一方の丸山選手は、GS大阪の決勝戦で、世界ランキング1位、世界選手権連覇中の阿部一二三選手(日本体育大学3年)を倒して初優勝。続く、12月の中国・広州で開催された「ワールドマスターズ2018」でも、66キロ級で金メダルを獲得し、国際大会を続けて制して今大会に臨んだ。
2回戦から出場すると順調に勝ち上がり、準決勝では「GSパリ」のチャンピオンであるデニス・ビエル選手(モルドバ)に「送襟絞」で一本勝ちをするなどして優勝。国際大会3連覇を成し遂げた。

世界選手権出場に向けて

2020年7月24日の東京五輪開催まで残り500日を切った。日本代表の選考には、GSを含む国際柔道連盟主催の大会における成績を反映した世界ランキングが重視される。そのため、大野・丸山両選手のさらなる活躍に注目が集まる。
3月中旬、両選手は、天理大で行われた「関西学生柔道連盟」主催の強化合宿に参加。これは、関西の学生を中心に、20以上のチームが合同練習するもの。海老沼選手をはじめ、全日本柔道連盟の強化指定選手も数多く参加している。

14日、メディア向けの公開練習が行われ、両選手は乱取りやランニングで汗を流した。
大野選手は、選抜大会に向けて「自分の精神的な成長を試せる最後の試合。73キロ級は激戦区だが(対戦相手には)興味がない。何よりも、一番手ごわいのは自分自身。世界に続く重要な大会なので、攻撃的な柔道を見せつつ、穴井(隆将)監督から授かった『集中』『執念』『我慢』を胸に戦っていく」と。

さらに、その先の東京五輪については「東京オリンピックのメダルを目指しているのはもちろんだが、そこですべてが終わるわけではない。オリンピックの先も見据えて、柔道も人としても磨きをかけていく」と語った。


丸山選手は、国際大会で好調の理由について「自分の柔道を貫いてきた中で結果が付いてきた。アジア大会で準優勝に終わった後、重量級の選手と組み、力強い柔道を意識して練習していることも要因の一つ」と話す。
選抜に向けては「これまでの国際大会よりも一層大事な試合になる。日本人同士は、お互いの特徴を知り尽くしているので楽に勝てる試合ではないが、最後までしっかり我慢して戦い、自分の柔道で勝ちきる」と決意を語った。

なお、「全日本選抜柔道体重別選手権大会」は4月6、7の両日、福岡市の福岡国際センターで開催される。

天理時報2019年3月24日号 掲載