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親里で技高め合い10年 -「天理杯高校柔道大会」-

全国40校から280人出場

天理柔道会が主催する第10回「天理杯高校柔道大会」が3月27日、天理大学武道館で行われ、全国各地の40校から280人の選手が出場。選手たちは団体戦に臨み、互いの技を高め合った。

天理柔道会は、天理中学校(旧制)柔道部の後援などを目的とする「順正会」を母体に、昭和27年に「天理柔道順正会」の名称で発足(45年に「天理柔道会」と改称)。中山正善・二代真柱様が初代会長に就任され、管内学校における柔道の普及・発展、さらには国内外の柔道の振興に努めてきた。
この大会は、〝天理柔道〟にゆかりのある指導者が監督などを務める高校柔道部が親里に集い、互いに技を高め合うもの。第10回の節目を迎えた同大会では、審判などの運営に天理大学柔道部の学生が当たった。


開会式では、大会委員長の細川伸二・天理柔道会理事長があいさつに立ち、「1月、2月の寒い時期に、一生懸命練習してきたことを、ここで発揮してほしい。柔道が強くなるのは冬を乗り越えた春。目的意識をもって頑張ってもらいたい」と激励した。
この後、選手宣誓に続いて競技がスタート。リーグ戦では5面の柔道場が使用され、会場に大きな声援が飛び交った。
決勝トーナメントには、各リーグの上位2チームが進出した。
昨年優勝した天理高校は順調に勝ち進み、決勝戦で神戸国際大学附属高校(兵庫)と対戦。試合は、先鋒の選手が一瞬の隙を突かれて一本負け。続く次鋒と中堅の選手も敗れ、準優勝となった。

「天理の雰囲気は特別」

この大会に参加する各校柔道部の指導者には、管内学校のОBや〝天理柔道〟と関係の深い人が少なくない。
関東の強豪・桐蔭学園高校(神奈川)柔道部監督の高松正裕さん(37歳)も、その一人。高松さんは現役時代、2004年のアテネ五輪に日本代表として出場するなど、国内外で活躍。日本代表合宿などで何度も天理大の柔道場を訪れ、稽古に励んだという。
高松監督は「春にどれだけ強化できるかで、夏のインターハイの結果が変わってくる。この大切な時期に天理の大会で関西の強豪校と真剣勝負をすることは、とても価値がある。一昨年も参加したが、やはり天理の雰囲気は特別。今後も続けて参加させてもらいたい」と語った。


山本利彦・同大会会長(天理柔道会副会長)は、「この大会を通じて、高校生たちに〝天理柔道〟の精神を感じてもらうことができたと思う。今後も二代真柱様が目指された天理スポーツの精神を、より一層広めていきたい」と話した。

天理時報2019年4月7日号 掲載