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天理高生スイマー 日本選手権2冠の快挙- 水泳部 難波実夢 選手-

400メートル、800メートル自由形で初優勝

天理高校水泳部の難波実夢選手(2年)は、先ごろ東京辰巳国際水泳場で行われた「日本選手権水泳競技大会」に出場。女子400メートル自由形と、同800メートル自由形で初優勝に輝き、2冠を達成した。また、同部OBの砂間敬太選手(23歳)は男子200メートル背泳ぎで準優勝。派遣標準記録を突破し、「世界水泳選手権大会」への初出場を決めた。

1歳から水泳を始めた難波選手。小学時代は短距離を得意としていたが、中学3年生のころ、指導者から「泳ぎ方が長距離に向いている」と、転向を勧められた。中学3年時の「全国中学校水泳競技大会」では、200メートル自由形、400メートル自由形で2冠を達成した。

天理高進学後の昨年夏には、フィジー共和国で開催された「ジュニアパンパシフィック選手権大会」女子4×200メートルリレーの第4泳者として出場し、チームの銅メダル獲得に貢献した。
冬場のトレーニングでは、100メートルを同じタイムで泳ぎ続けるなどの練習に取り組み、「持久力」と「スピード」の両立を目指す〝長距離での強い泳ぎ〟に磨きをかけてきた。
今年3月、「全国JOCジュニアオリンピックカップ春季水泳競技大会」に出場すると、800メートル自由形で短水路(水路の長さが25メートルのもの)の高校新記録を更新した。

6連覇中の実力者破る

 
日本選手権は3度目の出場となる難波選手。大会を前に、「長水路の高校日本新記録を狙いたい」と意気込んで臨んだ。
大会初日の400メートル自由形では予選を2位通過。「体が重くて思うように泳げず、心配だった」と話していたが、その後のアップで調子を整えて決勝の舞台へ。
後半にスパートをかけ、追い込むレースを得意とする難波選手。決勝進出者の中には、同大会6連覇中の五十嵐千尋選手がいることから、五十嵐選手にしっかりと付いていき、「ラスト100メートルでスパートをかける」という展開を想定してスタート台に立った。
レース序盤から2位につけた難波選手だが、予定よりも少し早く勝負に出る。250メートルのターンで五十嵐選手を逆転すると、その後はリードを守りきり、2位の五十嵐選手に1秒50差の4分9秒39で初優勝。自己ベストも更新した。
その後、大会2・3日目の1千500メートル自由形では、3位入賞。続いて、同5・6日目の800メートル自由形に出場した。
ここでも予選を2位通過すると、決勝ではラスト200メートルからの逆転を狙った。
ところが、序盤では2秒以上離され、折り返し地点の400メートル地点でも2秒差のまま。それでもトップ選手の背中を追いかけ、諦めずに距離を縮めていくと、600メートル地点で逆転し、0秒01リード。その後さらにスパートをかけた難波選手が、ぐんぐんと後続を引き離し、8分30秒62のタイムで初優勝を手にした。
難波選手は「記録的にはあと一歩だけれど、初めての優勝、初めての表彰台はとてもうれしい」と笑顔を見せた。

難波選手は、5月29日から東京辰巳国際水泳場で開催される「ジャパンオープン2019」への出場を予定している。「(400メートル自由形の)高校新記録まであと少しなので、必ず新記録を出したい」と語った。

初の世界選手権へ
天理高水泳部OB 砂間敬太 選手

男子200メートル背泳ぎに出場した砂間選手は、ロンドンオリンピック銀メダリストの入江陵介選手には一歩及ばなかったものの、準優勝。派遣標準記録を突破し、初めて世界選手権への出場を決めた。
 砂間選手は「2位は悔しいけれど、初めての世界選手権出場を決めたことは誇りに思う。やっと(入江選手の)背中が見えてきた」と話している。


なお、「世界水泳選手権大会」は7月12日、韓国・光州で開催される。

天理時報2019年4月21日号 掲載