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〝板ばさみ〟孤独を感じる

30代男性ようぼく
公務員


昨年から職場でチーフの立場を務めているのですが、部下の口から聞こえてくるのは、私に対する不平や不満ばかりです。その一方で、上司からも現場の状況を顧みない無理難題を指示されます。自分のことを慮ってくれる人がいなくて、職場で孤独を感じます。

教祖は、本席・飯降伊蔵様に対して「理を立てて身が立つ。もし人々から立てられる身となっても、高い心を使わぬようにすることが肝心。十人の上に立てられたならば、十人の上に立って、十人の上の仕事はしても、その心は十人の一番下に置くように」とお仕込みになり、本席様はこのお言葉を、生涯、身の守りとされました。
晩年の本席様に接した人は、互いにあいさつをするとき、自分がもうよいと思って頭を上げても、本席様がなお頭を下げておられ、恐縮して二度下げ直したことが何度もあったといいます。
自分に対する不平や不満を聞いたときこそ、自分の通り方を反省する機会です。「高い心」を使っていなかったか、言い方に角があったのではと、自分自身への反省を促されていると捉えてはどうでしょうか。そうした姿に、部下の人も「ついていこう」と思うものです。

上司との関係は、どう考えればいいですか?

「無理難題」の程度が分かりませんので、確かなことは言えませんが、「立てば立つ、倒かせば倒ける。これ一つ天の理という」(おさしづ明治25年2月20日)とお聞かせいただきます。
自分を立てようとして、相手を倒かすような心づかいでは、自分の将来が立ちゆかなくなる。たんのうの心を治め、「誰も分かってくれない」という自分自身への視点を「部下に気持ち良く仕事をしてもらおう」「上司を立てて通ろう」などと周囲に向けるうちに、きっとあなたの孤独感は和らいでいくはずです。
親神様の親心は、人生を〝割り算〟したとき、割りきれずに出た「余り」の中にこそ、込められているのでは……。

回答者:道友社前社長 西浦忠一

天理時報2016年2月21日号掲載

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